4年に一度開催される「第18回アジア大会」は、21日に大会3日目が行なわれ、男女団体戦の準決勝が実施された。
男子は5月のトマス杯で世界一に輝いた中国が、準決勝で台湾と対戦。エース対決となった第1シングルスは、台湾の周天成(チョウ・ティェンチェン)が世界選手権準優勝の石宇奇(シー・ユーチー)を2−0のストレートで撃破。しかし、総合力で勝る中国が本領を発揮すると、第1ダブルスは世界選手権金メダルの李俊慧(リ・ジュンフイ)/劉雨辰(リュウ・ユチェン)が勝利をもぎとり1−1。第2シングルスの諶龍(チェン・ロン)、第2ダブルスの張楠(ツァン・ナム)/劉成(リュウ・チェン)が立て続けに白星をつかんで中国が3−1で勝利。決勝進出を決めた。
もう一方の山では、インドネシアと日本が激突。地元での金メダルをねらうインドネシアは第1シングルスを桃田賢斗に奪われたものの、その後のギデオン/スカムルヨ、ジョナタン・クリスティらが白星をつかみ逆転勝利。インドネシアが決勝へと勝ち進んだ。
女子は中国と日本が決勝の切符をつかんだ。日本は、男子と同様に地元優勝をねらうインドネシアと対戦したが、第1シングルスの山口茜が敗れたものの、その後は福島由紀/廣田彩花、奥原希望、髙橋礼華/松友美佐紀がきっちり勝利。3−1で制した日本が、2006年以来12年ぶりの決勝進出を決めた。
中国は5月のユーバー杯準決勝で敗れたタイに3−0でリベンジを果たし、決勝へとコマを進めている。
準決勝の結果は以下の通り。
【男子】
▼準決勝
インドネシア 3−1 日本
中 国 3−1 台 湾
【女子】
▼準決勝
日 本 3−1 インドネシア
中 国 3−0 タイ
取材・文/バドミントン・マガジン編集部
写真/菅原淳