【静岡IH2018】選抜王者の中山&緑川が夏も制す!<男子ダブルス>

『静岡インターハイ』(8月5日~9日/静岡県・浜松アリーナ、浜北総合体育館)の競技5日目、9日(木)は、浜松アリーナで男女個人戦シングルス・ダブルスの準決勝と決勝が行なわれた。ここでは、男子ダブルスのダイジェストをお伝えしよう。

高校では全日本ジュニア、選抜に続くタイトルを獲得した中山裕貴(左)/緑川大輝(埼玉栄)
高校では全日本ジュニア、選抜に続くタイトルを獲得した中山裕貴(左)/緑川大輝(埼玉栄)

【ダイジェスト】

まずはダブルス準決勝、第1シードの中山裕貴/緑川大輝(埼玉栄)が2年生ペアの奈良岡功大/武藤映樹(浪岡)を13本、17本で退け、第2シードの武井優太/遠藤彩斗(埼玉栄)が第3シードの農口拓弥/服部輝正(福井工大附福井)に逆転勝ち。決勝は選抜の決勝と同カード、埼玉栄の同士討ちが実現した。

ファイナル勝負までもつれた準決勝を突破し、決勝に駒を進めた武井優太(左)/遠藤彩斗(埼玉栄)
準決勝は逆転勝ちで決勝に駒を進めた武井優太(左)/遠藤彩斗(埼玉栄)

公式戦はもとより、練習でもいつも中山/緑川が勝っているという。それでもリベンジを期した武井/遠藤が、第1ゲームの前半で8-4とリード。しかしそこから緑川/中山が8ポイント連取などで大逆転し、第2ゲームも前半のシーソーゲームから後半で一気に突き放した。
前日のシングルス準決勝で足にけいれんを起こした中山をカバーするべく、普段と違って緑川が後ろを守るパターンを増やすなどしたが、武井は「それでも強い」と脱帽。インターハイの決勝にも〝魔物〟はいなかった。

【優勝コメント】

01◇中山裕貴(右)
「うれしいです。僕はプレッシャーというより逆に挑戦者の気持ちを持っていました。選抜のときより自信がついて、1回戦から最後まで自分たちらしい攻めのプレーができたと思います」

◇緑川大輝(左)
「ほっとしています。春に比べるとコンビネーションも高まって、自分たちの力が出せれば勝てるという自信はありました。決勝はプレッシャーもあったけど、勝ちきれたことが次につながると思います」

【男子ダブルス結果(9日)】

🔻準決勝
中山裕貴/緑川大輝(埼玉栄)②〔21-13、21-17〕0●奈良岡功大/武藤映樹(浪岡)
武井優太/遠藤彩斗(埼玉栄)②〔18-21、21—12、21-11〕1●農口拓弥/服部輝正(福井工大附福井)
🔻決勝
中山裕貴/緑川大輝②〔21-12、21-12〕0●武井優太/遠藤彩斗

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★男子ダブルスの全試合結果(トーナメント)はこちら

★静岡インターハイの熱戦の模様は、8月22日(水)発売の『バドミントン・マガジン』9月号でも紹介します。

取材・文/山口奈緒美
写真/江見洋子

投稿日:2018/08/10
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