8月9日、BWF(世界バドミントン連盟)が発表する世界ランキングが更新された。前週に行なわれた世界選手権の結果が反映され、上位進出した選手たちの順位に変動があった。
【男子シングルス】
世界選手権で優勝を果たした桃田賢斗(写真)は、13000ポイントを加えて一気に3ランクアップ。前週7位から4位に浮上した。同大会でベスト8と奮わなかったビクター・アクセルセン(デンマーク)だが、ランキングは1位のまま。準優勝の石宇奇(シー・ユーチー/中国)が1ランクアップの2位としている。3位は世界選手権を欠場したリー・チョンウェイ(マレーシア)、5位も同じく参加できなかった孫完虎(ソン・ワンホ/韓国)。
日本人2番手の西本拳太が4ランクアップの10位。世界選手権でベスト8に入った常山幹太は、8ランクアップの19位に浮上。20位以内に順位を上げて、坂井一将(26位)を抜き日本人3番手となった。
男子シングルスの順位は こちら
【女子シングルス】
戴資穎(タイ・ツーイン/台湾)、世界選手権銅メダルの山口茜(日本)のワンツーは変わらず。準優勝のプサルラ・V.シンドゥ(写真/インド)も、11000ポイントを加えて3位を守っている。
3度目の世界女王となったキャロリーナ・マリーン(スペイン)は、2ランクアップの6位。入れ替わるような形で、奥原希望が6位から8位に後退した。
日本人3番手の髙橋沙也加は1ランクアップの10位と、ついにベスト10入り。4番手と5番手は入れ替わり、佐藤冴香(16位)、大堀彩(17位)が僅差で争っている。
女子シングルスの順位は こちら
【男子ダブルス】
世界選手権では8強に終わったギデオン/スカムルヨ(インドネシア)だが、いまだ10万ポイント超えで首位をキープ。優勝した李俊慧(リ・ジュンフイ)/劉雨辰(リュウ・ユチェン/中国)が、3ランクアップの2位。準優勝の園田啓悟(写真左)/嘉村健士は、1ランクアップの3位となった。また、銅メダルの陳宏麟(チェン・フンリン)/王齊麟(ワン・チーリン/台湾)が、5ランクアップの10位に浮上している。
日本勢2番手の井上拓斗/金子祐樹は世界選手権でベスト8に入ったものの7位は変わらず。3番手の遠藤大由/渡辺勇大も13位の位置を守っている。
男子ダブルスの順位は こちら
【女子ダブルス】
世界選手権で2年連続銀メダルの福島由紀(写真左)/廣田彩花が、前週1位の陳清晨(チェン・チンチェン)/賈一凡(ジャ・イーファン/中国)を抜き去り、6月21日付以来となる首位の座についた。2位は髙橋礼華/松友美佐紀が2位となり、日本勢のワンツーが実現している。3位は陳清晨/賈一凡(中国)、4位は銅メダルのポリイ/ラハユ(インドネシア)が入っている。
日本3番手で世界選手権銅メダルの米元小春/田中志穂は5位のまま。世界一を果たした松本麻佑/永原和可那も、高ポイントを加算したものの世界ランクは9位で前週と順位は変わらなかった。
女子ダブルスの順位は こちら
【混合ダブルス】
世界選手権優勝の鄭思維(チェン・シーウェイ/写真左)/黄雅瓊(ファン・ヤーチョン/中国)が1位に輝いた。昨年は陳清晨とのペアで世界ランク1位に立っていた鄭思維だが、パートナーを変えてもその強さは変わらず、再び世界ランク1位に返り咲いている。2位は同銀メダルの王懿律(ワン・イルユ)/黄東萍(ファン・ドンピン/中国)、3位に世界選手権を欠場したアーマド/ナトシール(インドネシア)が続いている。
日本勢は渡辺勇大/東野有紗が14位と変わらず。世界選手権2回戦進出の小林優吾/松友美佐紀が4ランクアップの25位と順位を上げている。
混合ダブルスの順位は こちら
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO