8月6日(月)、「第24回世界選手権」(中国・南京)に参戦した日本代表が帰国。羽田空港内にて、同大会でメダルを獲得した10名が帰国会見に出席し、それぞれのメダル獲得の感想を語った。ここでは、金メダリスト3選手のコメントを紹介しよう。
男子シングルス優勝:桃田賢斗(NTT東日本)
男子シングルスで初の日本人男子、史上初の男子金メダルを獲得することができました。これは今まで先輩たちが挑戦し続けた結果、自分もその勢いに乗って優勝ができたと思います。本当にたくさんの方々にサポートしていただいて、こういう結果が出せたので、この結果に満足することなく、もっともっと上をめざして頑張っていきたいと思います。
今大会は初日の練習で少し腹筋を痛めてしまって全力でスマッシュを打つことができなかったのですが、でもスマッシュを打てないなりに色々な作戦を考えながら、大会前に自分で決めた「守り」という言葉通り、相手のウイニングショットを拾ってしっかり長いラリーでプレッシャーを与えられました。いつもと違う戦い方でも優勝できたので、すごい自信になりましたし、次はアジア大会があるので、そこに向けてまたしっかり準備していきたいなと思います。
女子ダブルス優勝 松本麻佑(北都銀行)
初出場で優勝という結果を残せたのは、様々な人の支えがあってこそだと思っています。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。今回の結果で、自分たちの自信がついたと思いますが、この結果に満足することなく、これからも一歩一歩前進していけるように頑張っていきます。
今大会は1回戦からすごく苦しい展開の中で自分たちの試合が続きましたが、いつもは守りに入ってしまい相手に押されて負けるという展開が多かったんです。でも、今回は守りから攻めに入る姿勢など2人で1回戦から意識して取り組んでいました。
女子ダブルス優勝 永原和可那(北都銀行)
初めての世界選手権で2人の持っている力をすべて出しきろうということで試合に臨み、優勝することができて本当にうれしく思っています。そして試合が終わってからもいろんな人からメッセージをいただいて、本当にいろんな人の応援のおかげで優勝することができたなと感じています。二人でここから一つでも上にいけるように、切磋琢磨して頑張っていきたいと思います。
今回は2人の力を試すという気持ちで入っていたので、自分たちの持ち味である攻撃のパターンを押し付けていこうという話をしていました。1回戦からそれがしっかりできて、試合を重ねるごとにそれが自信になって相手に通用していたと思うので、その部分がよかったのかなというふうに思います。
取材・構成/バドミントン・マガジン編集部
写真/菅原淳