8月4日に開催された世界一を決める最高峰の舞台『第24回世界選手権』(中国・南京)6日目は、各種目準決勝が行なわれた。ここでは男子ダブルスの結果をお伝えしよう。 記者会見のコメントは こちら
園田啓悟/嘉村健士の本領発揮だ。準々決勝で世界ランク1位のギデオン/スカムルヨ(インドネシア)を下してノリにノッている日本の第一人者。準決勝は日本の井上拓斗/金子祐樹を準々決勝で沈めた陳宏麟(チェン・フンリン)/王齊麟(ワン・チーリン/台湾)と激突した。
大きな体格から強打を打ち込む相手を前に、嘉村は「上げたら相手のスマッシュが取れないことはわかっていた」と得意の低空戦で勝負に出る。第1ゲームは互いにポイントを奪い合う好ゲームとなり、ドライブ、スマッシュの応酬が続く。どちらも積極的に仕掛けて17オール。ここで先に抜け出したのは園田/嘉村だ。「シーソーゲームとなったが、自分たちが積極的に攻撃を貫けたのがよかった」と園田。
第2ゲームに入ると、前半のせめぎ合いでペースを掌握した園田/嘉村が躍動する。9−7から一挙7連続得点で突き放す。「しっかりゲームメークできた」という嘉村の前衛は鋭さが増し、園田もドライブ勝負で豪快に攻め込み相手を粉砕。終わってみれば21-10。園田/嘉村が低空戦で台湾ペアを制圧し、同種目史上初の決勝進出を決めた。
▼準決勝
園田啓悟/嘉村健士②〔21−17、21−10〕0●陳宏麟/王齊麟(台湾)37分
▼決勝
園田啓悟/嘉村健士 − 李俊慧/劉雨辰(中国)
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取材・構成/バドミントン・マガジン編集部
写真/北川外志廣