【静岡IH2018】激戦を制して日本一に輝くのは？＜女子団体展望＞

高校生の夢舞台・インターハイ（全国高校総体）バドミントン競技が、８月５日から９日まで、静岡県浜松市で開催。４日に開会式（浜松アリーナ）が行なわれ、５、６日に団体戦、７日から９日まで個人戦が実施される。今回はインターハイ特別企画として、『バドミントン・マガジン８月号』で掲載中の展望記事をバド×スピ！に特別公開。ここでは、女子団体戦の展望を紹介しよう。

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春の王者・埼玉栄を青森山田、ふたば未来らが追随

選抜は全試合ストレート勝ちで圧巻の優勝を飾った埼玉栄。主将の上杉を中心に夏の頂点に挑む

女子団体の第１シードは、選抜の頂点に立った埼玉栄（埼玉）。昨夏３位などの悔しさを力に、ストレート勝ちで相手を次々と飲み込んだ春の勢いを持続させて、夏は 21年ぶりの優勝をねらう。その選抜で３回戦以降の必勝リレーを展開したのが、エースの齋藤／吉田、後輩の鈴木／大澤、主将・上杉というジュニアナショナルメンバーの５人だ。なかには紙一重の戦いもあったが、それぞれが大事な場面で勝負強さを発揮。上杉はこの夏も「チーム一丸となって優勝をめざす」と意気込む。

埼玉栄のライバルとなるのは、選抜準優勝の青森山田（青森）と、同３位のふたば未来学園（福島）だろう。昨年のＩＨ、選抜と続けて決勝で涙をのんでいる青森山田は、エースの大石／木村を中心に持ち前の団結力で３年ぶりの頂点なるか。昨夏女王のふたば未来学園は、経験・実績ともに豊富な水井が軸。チームは２０１６年夏から続く連勝が選抜でストップしただけに、その悔しさをバネにして夏の３連覇に挑む。

過去10回の優勝を誇る青森山田は第２シードから2015年以来の優勝をめざす（写真は大竹〔右〕／高橋）

夏の連覇をねらうふたば未来は、佐藤（右）／福本らダブルス陣がチームに勢いをもたらすか

この３校を追うのは、選抜で初の３位に輝いた西武台千葉。夏の上位実績こそないが、エースの栗原あかりを中心に春に発揮したねばりを見せたい。

そのほかのシード勢で優勝争いに絡みそうなのは、九州大会個人２冠の小西がいる九州国際大付（福岡）、昨夏８強の名門・聖ウルスラ学院英智（宮城）。また、春８強の京都外大西（京都）、作新学院（栃木）、柳井商工（山口）も虎視眈々と上位をねらう。九州大会１位の八代白百合学園（熊本）、そして中国大会を制した倉敷中央（岡山）も上位争いに絡む実力を持っている。