8月3日に開催された世界一を決める最高峰の舞台『第24回世界選手権』(中国・南京)5日目は、各種目準々決勝が行なわれた。ここでは男子ダブルスの園田啓悟/嘉村健士の結果をお伝えしよう。
日本のスピードスターが世界ランク1位を撃破した。前回の銅メダルから「一番いい色に変えたい」と話していた園田啓悟(右)/嘉村健士。今大会、多くの選手たちが口々に“飛ばない”と話していたが、2人にとってはこれがプラスに転じた。第1ゲームは序盤から得意の低空戦で挑み11-5でリード。「前半はドライブ勝負で抑えることができた」と嘉村がいうように、ネット前に素早く前に詰めて園田の強打を導けば、2人の鋭いドライブが最強ペアのミスを誘った。中盤15-7から19-16まで差を詰められたが、ここをなんとか乗り切った園田/嘉村が21-19で第1ゲームを奪取した。
第2ゲームは一転、駆け引きの勝負となった。ギデオン/スカムルヨはドライブ合戦で主導権がつかめないとみるや、スカムルヨが前衛の嘉村を後ろに下げる作戦。しかし、嘉村はこの誘いに乗らず冷静に対処。無理に打たずロングラリーの展開を制して11-4。
インターバル後、再びスピード勝負が増えても園田/嘉村のペースは変わらない。14-6、17-9と勝利へと着々と進む。しかし、負けられないインドネシアペアもここから反撃。高速ラリーで攻め立て一気に18オールとし、園田/嘉村にプレッシャーをかける。追いつかれる状況となった園田/嘉村だが「しっかり我慢できた」とは園田。終盤の際どいショットもねばり強くレシーブし、最後は園田のスマッシュから嘉村がネット前で叩き込み勝利。最強ペアを下した園田/嘉村は2大会連続となるメダルが確定した。
嘉村 本当にランキング1位に勝ててよかったなと思います。ドバイ(スーパーシリーズファイナル)のときはロングラリーで自滅するパターンが多かったので、そこは相手の好きなようにやらせないように、呼吸を整えてムキにならなかった。ケビン(スカムルヨ)とラリーをすることで、相手の精細を欠くことができたので、そこが勝因につながったかなと思います。
園田 現在のトップは2人なので、うれしかったです。低い展開に勝てたと思うので、明日につながると思います。自分たちを信じて明日勝てるように頑張りたい。
▼準々決勝
園田啓悟/嘉村健士②〔21−19、21−18〕0●ギデオン/スカムルヨ(インドネシア)
49分
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取材・構成/バドミントン・マガジン編集部
写真/北川外志廣、BADMINTONPHOTO