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【世界選手権2018】第1シードが順当にベスト8進出! 林丹は後輩に敗れる<海外ダイジェスト>

8月2日に開催された、世界一を決める最高峰の舞台『第24回世界選手権』(中国・南京)4日目は、各種目3回戦が行なわれた。ここでは海外勢の主な結果を紹介しよう。

【男子シングルス】

世界選手権での優勝経験があるビクター・アクセルセン(デンマーク)と中国の諶龍(チェン・ロン)が、ともにストレート勝ちでベスト8に進出。しかし、過去4度の優勝を誇る地元のスター・林丹(リン・ダン)は、同国の石宇奇(シー・ユーチー)に15本、9本のストレート負け。3月の全英OPを制している石宇奇が、初優勝に向けて歩を進めた。そのほかでは、リー・チョンウェイの欠場により、この種目唯一のマレーシア選手として奮闘する世界ランク39位のダレン・リュウが、第5シードのスリカンス・キダムビ(インド)を下す番狂わせを演じている。

林丹には国際大会で3連勝している石宇奇。地元・中国でも勝利を飾った

【女子シングルス】

準々決勝に進んだ8選手のうち、7選手がストレート勝ちを収めた。苦戦したのは、前回銅メダリストの陳雨菲(チェン・ユーフェイ/中国)。同国で同じ20歳・陳曉欣(チェン・シャオシン)を相手に勝負はファイナルゲームにもつれ込んだが、最後は冷静な配球からチャンスをつかんで21-12で振りきった。なお、2013年優勝のラチャノック・インタノン(タイ)は、インドのサイナ・ネワールに16本、19本で敗れている。

苦しみながら白星をつかんだ陳雨菲

【男子ダブルス】

男子ダブルスでは、第3シードのボー/モーゲンセン(デンマーク)が敗れる波乱があった。台湾の陳宏麟(チェン・フンリン)/王齊麟(ワン・チーリン)を相手に第1ゲームを19本で失うと、第2ゲームは10本で敗退。また、同じデンマークの第8シード・アストルップ/ラスムセンもマレーシアの3番手に敗れ、3回戦で姿を消している。地元の中国からは、エースの張楠(ツァン・ナム)/劉成(リュウ・チェン)、2番手の李俊慧(リ・ジュンフイ)/劉雨辰(リュウ・ユチェン)が準々決勝進出。李俊慧/劉雨辰は、2016年リオ五輪銀メダリストのゴー/タン(マレーシア)をファイナル22-20で下す勝負強さを見せた。

優勝候補の一角を崩した陳宏麟(右)/王齊麟

【女子ダブルス】

日本から3組がベスト8入りを果たした女子ダブルスは、世界ランク1位の陳清晨(チェン・チンチェン)/賈一凡(ジャ・イーファン)が中国対決を2-0で制して準々決勝進出。インドネシア勢は、エースのポリイ/ラハユが勝利したほか、アワンダ/イストライニが韓国の李紹希(イ・ソヒ)/申昇瓚(シン・ソンチャン)を下すなど、3組がベスト8に名を連ねた。

優勝候補のポリイ(手前)/ラハユ

【混合ダブルス】

混合ダブルスは、優勝候補の鄭思維(ツェン・スーウェイ)/黄雅瓊(ファン・ヤーチョン)がインドネシアペアにストレート勝ち。そのほかの中国勢は、2組がベスト8入りを果たした。欧州からは、アドコック夫妻(イングランド)、クリスチャンセン/ペデルセン(デンマーク)の2組が勝ち上がっている。

初優勝をねらう鄭思維(左)/黄雅瓊

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取材・文/バドミントン・マガジン
写真/大会オフィシャル

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