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【世界選手権2018】園田&嘉村と井上&金子がインドネシアペアを撃破!<3回戦>

8月2日に開催された世界一を決める最高峰の舞台『第24回世界選手権』(中国・南京)4日目は、各種目3回戦が行なわれた。ここでは男子ダブルスの園田啓悟/嘉村健士、井上拓斗/金子祐樹の結果をお伝えしよう。

【男子ダブルス】

日本男子ダブルスのトップに立つ園田啓悟(左)/嘉村健士は、インドネシアの若手ペアと対戦。試合開始から声を出して積極的に攻め込む園田/嘉村は、前半こそ7-11とリードされる展開となったが、レシーブからしっかり持ち直して15-13と逆転。その後もリードを保って21-17で制した。

第2ゲームに入ってもドライブ合戦から主導権をつかんだ園田/嘉村。「前半は相手のドライブのクオリティの高さに戸惑った部分があったけど、(試合が進むにつれて)自分たちのクオリティも上がった」と嘉村がいうように、13オールの接戦からも速いタッチで一気に押しきり勝利。インドネシアペアをきっちり退けて、ベスト8入りを決めている。

嘉村 インドネシア選手は球が速かったり、風があったりする体育館だと強いけど、シャトルが飛ばないところでは、ドライブ勝負や小さい展開があまりできない。その部分では自分たちのほうが経験もある。それに向こうは若いので、そこで勝てたかなと思います。

園田 昨日よりはいい試合ができたと思います。昨日は(後ろで)カバーができていなかったけど、今日はカバーできていた。でも、まだ思うようなプレーができていない部分もある。スマッシュなども本調子よりはまだまだだと思うので、明日は本調子が出せるようにやりたいと思います。

▼3回戦

園田啓悟/嘉村健士②〔21−17、21−16〕0●アルフィアン/アルディアント(インドネシア)35分

▼準々決勝

園田啓悟/嘉村健士 − ギデオン/スカムルヨ(インドネシア)

前日の2回戦ではファイナル勝負を演じた井上拓斗/金子祐樹。3回戦はSuper300・オーストラリアOP優勝などの実績があるアングリアワン/ハルディアント(インドネシア)と対戦した。

第1ゲーム、先手をつかんだのは井上/金子。8-6から13-6、18-8と大きくリードを広げて先制をつかんだ。第2ゲームに入ると相手もリズムをつかみ、点差も離れずに試合が進む。12オールから先に5連取で抜け出したのがインドネシアペア。井上/金子も点差を縮めて18オールとしたが、ここからの競り合いをモノにできず20-22でインドネシアペアが1−1のイーブンに戻した。

勝負の行方が決まる最終ゲームも、競り合いの展開となり13-15。接戦となったが、日本ペアに焦りはなかった。「昨日も1時間を超える試合をしていたので、ペース配分もわかっていて、ファイナルにいってもしっかり戦える準備はできていた」と井上。2ゲームから3ゲームにかけて我慢強く戦ったことで、インドネシアがついに失速。一気に5連続得点で逆転に成功した井上/金子が、そのまま抜け出し21-16で勝利。昨年の16強を上回るベスト8入りを果たした。

井上 今日も後半に逆転ができたけど、うまく我慢できたと思います。1ゲームを取りましたが、ラリーが短いインドネシア選手は試合時間が短いので、レシーブを大きく回して、ファイナルゲームに入れば体力切れするかなと考えていました。2試合逆転勝ちしているので、いつもと違った成長ができているのかなと感じています。

金子 コーチにはラリーしていけといわれたけど、攻撃の形に持っていきたくて、相手の得意なノーロブに付き合ってしまいました。そのなかで逆転できたのは、しっかりレシーブに回れたし、相手が疲れてきた中で攻撃につなぐことができたからだと思います。

▼3回戦

井上拓斗/金子祐樹②〔21−11、20−22、21−16〕1●アングリアワン/ハルディアント(インドネシア)

▼準々決勝

井上拓斗/金子祐樹 − 陳宏麟/王齊麟(台湾)

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取材・構成/バドミントン・マガジン編集部

写真/北川外志廣

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