7月31日に開催された世界一を決める最高峰の舞台『第24回世界選手権』(中国・南京)2日目は、各種目1・2回戦が行なわれた。ここでは海外勢の主な結果をお伝えする。
女子シングルスでは、2回戦からシード選手が次々に登場した。世界ランク1位で、優勝候補の筆頭にあげられる戴資穎(タイ・ツーイン/台湾)は、オーストラリア選手に10本、16本で勝利。リオ五輪女王のキャロリーナ・マリーン(スペイン)はタイの実力者、ブサナン・ンバルンパンをまったく寄せ付けず、9本、8本で圧倒した。ラチャノック・インタノン(タイ)もデンマーク選手から勝利を収めている。地元・中国からは何冰娇(ヘ・ビンジャオ)が登場し、香港のベテラン選手をストレートで下した。
混合ダブルスも2回戦が行なわれ、上位候補がコートに立った。中国期待の第1・2シード、鄭思維(チェン・シーウェイ)/黄雅瓊(ファン・ヤーチョン)、王懿律(ワン・イーリュ)/黄東萍(ファン・ドンピン)はともに地力の差を見せて勝利。第3シードの香港ペア・鄧俊文(タン・チュンマン)/謝影雪(ツェイ・エンスエット)も快勝で、3回戦にコマを進めた。
男子シングルスでは、第5シードのスリカンス・キダムビ(インド)がアイルランド選手を問題にせず、ストレート勝ち。ベテランのトミー・スギアルト(インドネシア)も2回戦進出を果たした。なお、この日の2回戦から登場予定だったリー・チョンウェイ(マレーシア)、孫完虎(韓国、ソン・ワンホ)はともに欠場している。
このほか男女ダブルスでも、おおむね上位選手が順当勝ちを収めている。
取材・文/バドミントン・マガジン編集部