8月1日に開催された世界一を決める最高峰の舞台『第24回世界選手権』(中国・南京)3日目は、各種目2回戦が行なわれた。ここでは男子シングルスの桃田賢斗、西本拳太の結果をお伝えしよう。
【男子シングルス】
試合時間30分の快勝だった。桃田賢斗の2回戦の相手は、初対戦となるオーストリア選手。出だしから主導権をつかんだ桃田は、8連続ポイントなどで相手を圧倒。危なげない試合運びで第1ゲームを先取すると、第2ゲームも一気に点差を引き離して早々と勝利を手にした。試合後、「明日の対戦相手(デンマークのアンダース・アントンセン)は攻撃力があるので、後ろに打つ球が少しでも甘くなると自分が不利になる。後ろの感覚をつかもうと思って試合に入った」と語った桃田。次戦向けての準備は万全だ。
桃田 (体育館は)あまり風もないので、少しずついい調整ができていると思います。大きな舞台は、自分でプレーをしていても楽しいです。(大会前の)合宿でもみんなで切磋琢磨しながらいい練習ができたので、そのぶん自信も少しあるし、堂々とプレーができているのかなと思います。
▼2回戦
桃田賢斗②〔21−8、21−10〕0●ルカ・ラバー(オーストリア)30分
前日の試合を2−0の完勝で突破した西本拳太は、2回戦でロシア選手と対戦。「昨日の試合よりも今日の試合のほうがよかった」と振り返るように、第1ゲームこそ積極的に仕掛けてくる相手に21-15としたが、続く第2ゲームは完全にペースを掌握。「1ゲーム後半から相手の球回しにも慣れてきて、自分の体もしっかり動けてきた」と、堅実なレシーブから攻撃につなげてポイントを重ねた。最後は21-2で大勝し3回戦に進出。次戦は14、15年世界チャンピオンで地元の諶龍との勝負になるが、「レシーブやフィジカルが長けている選手なので、相手より速いペースで動き続けないと厳しい。意識してやっていきたい」と、金星奪取に向けて気持ちを切り替えた。
西本 試合の序盤は(相手のプレーが)独特でやりづらいと思ったけど、1ゲーム後半から相手の球回しに慣れてきて、自分の体もしっかり動けました。試合を通してよかったと思います。序盤からガツガツくるプレーに押されたけど、後手にならず、スピードを上げたことでプレッシャーを与えられたのかなと思います。
▼2回戦
西本拳太②〔21−15、21−2〕0●セルゲイ・シラント(ロシア)33分
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取材・構成/バドミントン・マガジン編集部
写真/北川外志廣