8月1日に開催された世界一を決める最高峰の舞台『第24回世界選手権』(中国・南京)3日目は、各種目2回戦が行なわれた。ここでは女子シングルスの奥原希望、大堀彩の結果をお伝えしよう。
【女子シングルス】
前回のグラスゴー世界選手権で世界の頂点に立ち、2連覇に挑む奥原希望。しかし、奥原本人はその後にケガなどが続いたことで「ディフェンディングチャンピオンという意識はない」といいきる。挑戦者の気持ちで臨んだ緒戦は、格下のカナダ選手と対戦。第1ゲームから軽快なフットワークで主導権を握ると、相手に付け入る隙を与えず21-11で先制する。
第2ゲームに入っても流れは奥原ペース。「パワーがある選手にパワーでは対抗できない」と、持ち味の正確なコントロールと配球でポイントを重ねて21-9で勝利をつかんだ。
奥原 現地に入ってからも(動きは)悪くはなかったので、しっかりキープできているかなと思います。今回は(シャトルが)飛ばないので、失速するぶん相手の手前に落ちていた。(思ったより)前に落ちてきたので相手も足を運べなかったのかなと思います。パワーがある選手にパワーでは対抗できないので、相手を見て配球できたかなと思います」
▼2回戦
奥原希望②〔21−11、21−9〕0●レイチェル・ホンデリッチ(カナダ)29分
▼3回戦
奥原希望 − ゴー・ジンウェイ(マレーシア)
昨年に続き世界選手権のコートに立った大堀彩は、マレーシアの一番手・ゴー・ジンウェイと激突。第1ゲームは互いにポイントを奪い合う拮抗した展開になったが、終盤の競り合いで先に抜け出されて18-21で先制を許す。
第2ゲームは9-11から16-12と逆転に成功したが、スピードを上げる相手に連続失点。「自分の中でしっかり気持ちを整理できないままラリーに入ってしまった」と18-20とリードを許した大堀は、なんとか20オールとしたものの、最後まで攻めきれずに20-22で敗れた。
大堀 自分でもよくわからないまま試合が終わってしまった。(東南アジアシリーズの)3週に比べると風はなかったけど、少なからずあった風の中でコントロールできないのがまだまだかなと思います。(第2ゲームは)少なからず流れはきていたのに、そこでチャンスをモノにできなかった。終始リードしていたけど、どこか自信にかけていたり、(失点後)自分の中でしっかり気持ちを整理できないまま次のラリーに入ってしまいました。
▼2回戦
大堀彩●0〔18−21、20−22〕②ゴー・ジンウェイ(マレーシア)43分
世界バドミントン2018 CSテレ朝チャンネル2にて放送!詳しくはコチラ!
取材・構成/バドミントン・マガジン編集部
写真/北川外志廣