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【世界選手権2018】全英王者の渡辺&東野が白星スタート!<1・2回戦>

7月31日に開催された世界一を決める最高峰の舞台『第24回世界選手権』(中国・南京)2日目は、各種目1、2回戦が行なわれた。ここでは保木卓朗/小林優吾、渡辺勇大/東野有紗の結果をお伝えしよう。

【混合ダブルス】

前回大会、渡辺勇大/東野有紗はファイナル勝負にもつれた2回戦(緒戦)を勝つことができず、試合後は悔しさを滲ませていた。それから1年−−。全英OP優勝などの高い実績を残して臨んだ2人は、初顔合わせとなったドイツペアと対戦した。東野は「私たちは緒戦で緊張するほうなので、足を動かしていこうと2人で話し合って入りました」と、第1ゲーム序盤の戦いに集中。しかし、その第1ゲームはスピード戦を仕掛けてくる相手に対し「硬くなって足が止まった」(渡辺)と7−6。それでも「1ゲーム目後半からかなりいいリズムで僕らの試合ができた」と渡辺がいうように、その後は相手のドライブをしっかり抑えて8連続得点。さらに点差を広げた日本ペアが21-10で先制した。

第2ゲームに入ってもペースを掌握した渡辺/東野。2度の5連取などでドイツペアを圧倒し、終わってみれば21-9で完勝。「勝ててホッとしてる」(東野)と、1年前に届かなかった白星を手にして安堵(あんど)の表情を見せた。

渡辺 初戦は少し緊張しがちなところがあるので注意したかったけど、1ゲーム序盤は硬くなって足が止まってしまいました。ただ、相手のミスがあって後半からかなりいいリズムで僕らの試合ができたかなと思います。対戦相手はスピーディーなペア。そして、前にポジションをとってくるので、うまく付き合うところ、後ろに上げるところを意識しました。気持ちがノッている部分もあり、空回りしない程度に、少しだけテンションあげてゲームに入れたのがよかったかなと思います。

東野 去年は1回戦負けだったので、勝ててホッとしています。初戦は緊張することが多いので、足を動かしてと2人で話あっていました。昨日は相手の試合を見て、研究してスピーディーな展開になるのは予想ができていたので、しっかり対応できたのがよかったです。

▼2回戦
渡辺勇大/東野有紗②〔21−10、21−9〕0●ザイデル/エフラー(ドイツ)27分

▼3回戦
渡辺勇大/東野有紗 − 王懿律/黄東萍(中国)

【男子ダブルス】

2度目の世界選手権となった保木卓朗/小林優吾は、1回戦でエジプトペアと対戦。すでに混合ダブルスで2試合戦っている小林は「ミックスはチャンスがあると思ったので、(負けて)悔しい思いはあった。でも、次につなげようと切り替えた」と、本業の男子ダブルスに挑む。第1ゲームは「相手はトップの選手ではないので、感覚をつかむ気持ちで入った」と保木。格下を寄せ付けずに21-7で奪うと、続く第2ゲームも11-1と大量リード。中盤以降は「相手のスマッシュが速くて後半は差し込まれる部分があった」(保木)と、ミスなどから点差を縮められる場面もあったが、最後は21-15で振り切って初戦を突破した。

保木 出だしで少し緊張したけど、ミスをしないように心がけて入れたし、自然と慣れてきた。コート感覚もつかめたのでよかったと思います。いい意味で、いつも通りかなと思います。相手はトップではないので、感覚をつかみながらという意識で入りました。自分たちのプレーが100%出すことはできなかったけど、明日は中国ペアとの対戦なので、今日はそのための試合だったのかなと思います。

小林 (保木とは)初めての試合だったので、コンビネーションというか、お互いのショットを確認することを重視した戦いでした。コンビネーションも明日には合ってくると思うので、大丈夫です。自分の場合は、ミックスで1時間やって(体も)少し重たかったけど、それは仕方がない。(ダブルスへの)アップにもなったので、そこはイーブンと考えて、ちょうどよかったかなと思います。

▼1回戦
保木卓朗(左)/小林優吾②〔21−7、21−15〕0●アブデルハキム/サラー(エジプト)23分

▼2回戦
保木卓朗/小林優吾 − 李俊慧/劉雨辰(中国)

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取材・構成/バドミントン・マガジン編集部

写真/北川外志廣

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