7月31日に開催された世界一を決める最高峰の舞台『第24回世界選手権』(中国・南京)2日目は、各種目1、2回戦が行なわれた。ここでは常山幹太、佐藤冴香の結果をお伝えしよう。
【男子シングルス】
5月のトマス杯準優勝での活躍に続き、7月のタイOPではSuper500で初優勝を飾った常山幹太。2度目の世界選手権・初戦は、格下のハンガリー選手と対戦した。
「最初は緊張した」という常山だったが、試合では完全に主導権をつかんだ。相手のミスも重なったが、常山も的確なショットで前後左右に揺さぶりポイントを奪う。「前半に点数が離れたことで余裕が生まれた。しっかり自分のプレーもできた」と第1ゲームは21−4で圧倒。第2ゲームに入ってもその勢いは止まらず、12連続得点で一気に引き離した常山が2−0で快勝。「去年の世界選手権の負けを忘れずに入った」と、1年ぶりの大舞台でしっかり勝利をつかみ2回戦に進んだ。
▼1回戦
常山幹太②〔21−4、21−5〕0●ゲルゲィ・クラウゼ(ハンガリー)28分
▼2回戦
常山幹太 − アンソニー・ギンティン(インドネシア)
【女子シングルス】
昨年は2回戦敗退(緒戦)で悔し涙をのんだ佐藤冴香だったが、今回は「どんな球でも食らいついていこうと思った」と気合十分。その言葉通り、マレーシアの長身選手に第1ゲームから仕掛けていった佐藤が、しっかりペースを掌握して21-15で先制。第2ゲームは前半8−1と点差を広げたが、自らのミスが続き10オール。それでも「追い越されそうになっても、焦りはなかった」と、再びスピードを上げて一気に9連続得点を奪うと、最後は21-11で退け1年越しの白星をがっちりつかんだ。
▼2回戦
佐藤冴香②〔21−15、21−11〕0●ソニア・チェア(マレーシア)35分
▼3回戦
佐藤冴香 − キャロリーナ・マリーン(スペイン)
世界バドミントン2018 CSテレ朝チャンネル2にて放送!詳しくはコチラ!
取材・構成/バドミントン・マガジン編集部
写真/北川外志廣