7月24日から29日までBWFツアー・ロシアOP(ウラジオストク・Super100)が開催された。秋田マスターズと日程が重なっていたこともあり、日本からは日本ユニシス、日立情報通信エンジニアリングなどの実業団選手が参戦。女子ダブルスの星千智/中西貴映が優勝、男子シングルスの渡邉航貴、女子シングルスの海老原詩織がそれぞれ準優勝の結果を残した。
15ペアが出場した女子ダブルス。今年2月のオーストリアOP(IC)で優勝を飾っていた星/中西は、準決勝で荒木茜羽/今井莉子を破って決勝に進出。マレーシアペアと対戦した決勝は11本、18本で制して、今季2勝目をあげた。
男子シングルスに出場した社会人2年目の渡邉航貴は決勝まで、すべてストレート勝ちを収めての快進撃。準々決勝では丸尾亮太郎を15本、10本で下した。ソラブ・ヴェルマ(インド)と対戦した決勝では、第1ゲームは相手の追い上げを振り切って18本で先取。第2ゲームは11本で失うと、ファイナルも終盤に逆転を喫し、惜しくも敗れた。
女子シングルスの海老原詩織は予選に出場する予定だったが、繰り上がりで本戦からの登場に。準決勝まですべてストレート勝ちで勝ち上がると、ワン・イリス(マレーシア)との準決勝は大熱戦に。21-16、19-21で迎えたファイナルゲームは18-20とマッチポイントを握られたが、ここから4連続得点をあげて逆転勝利。決勝はホー・イェンメイ(マレーシア)にファイナル18本で敗れた。
男子ダブルスでは、塚本好喜/高野将斗、竹内義憲/松居圭一郎がともにベスト4に進出。塚本/高野は準決勝で世界ランク12位の地元・イワノフ/ソゾノフと対戦し、9本、17本で敗れている。
日本選手の結果は以下の通り。
【男子シングルス】
渡邉航貴…準優勝!
丸尾亮太郎…ベスト8
内藤浩司…3回戦進出
【女子シングルス】
海老原詩織…準優勝!
中西貴映…2回戦進出
林樂…2回戦進出
星千智…予選3回戦敗退
【男子ダブルス】
塚本好喜/高野将斗…ベスト4
竹内義憲/松居圭一郎…ベスト4
東野圭悟/渡部大…1回戦敗退
【女子ダブルス】
星千智/中西貴映…優勝!
荒木茜羽/今井莉子…ベスト4
文/バドミントン・マガジン編集部