バドミントンの世界一を決める最高峰の舞台・第24回世界選手権が中国・南京で7月30日に開幕した。大会初日は各種目1回戦の途中までが行なわれ、日本選手も登場した。ここでは日本選手の結果をお伝えしよう。
【男子シングルス】
日本選手の先陣をきってコートに立った西本は、世界ランキングでは下位のイタリア選手と対戦。「手の内を知らない相手だったので難しかった」という西本は、第1ゲームで14-13と接戦となったが、ここから7連続ポイントで引き離し先制。第2ゲームは積極的にネット前に出てくる相手に苦戦をしられた西本だったが、常にリードを保ちながら試合を進めて21-18で勝利。西本は初出場の世界選手権について「大きな舞台の初戦で緊張はしました。次の試合に勝てばシードの諶龍選手と戦えるので、そこに向けて頑張りたい」と語り、リオ五輪王者との対戦に向けて気持ちを切り替えた。
西本「初戦で大きな舞台ということもあり、緊張したのかなと思います。風はとくにないと思うけど、手の内を知らない相手だったので、すごく難しいなと思いました。羽根が飛ばないぶん、高い球を上げられると落ちてこないので、つかみ方が難しかったです。ほかの海外選手も普段以上に気持ちが入ったプレーをしてくるし、国を背負って戦っているのを感じるので、自分もそれに負けないように頑張りたいと思います」
▼1回戦
西本拳太②〔21−13、21−18〕0●ロサリオ・マッダローニ(イタリア)41分
【混合ダブルス】
西本の試合後に行なわれた小林優吾/松友美佐紀の混合ダブルス。相手は世界ランキングも近いオランダペアだったが、「初戦はいつもバタつくけど、今回はしっかりまとめられた」と小林が振り返るように、第1ゲームは先行しながら試合を進めて21-16。第2ゲームも相手の攻撃を封じながらポイントをつかんだ小林/松友が、21-17で勝利を飾り初戦を突破した。
小林「初戦はいつもバタついてしまうことがあるけど、今回はまとめられたかなと思います。アップも入念にやっていたので、そこもよかったです。次のミックスはイングランドの選手(エリス/スミス)で、動きもいいしスマッシュも速い選手。女子に球を集めつつスペースをあけて、自分の攻めるプレーが出せたらいいなと思います」
松友「(初戦は)まあまあ…という感じでした(苦笑)。動きはそんなに悪くはないですし、すごくよかったというわけではなかったです。また明日いいプレーができるようにしっかり準備したいなと思います。(風の影響は)とくに問題はなかったと思います」
▼1回戦
小林優吾/松友美佐紀②〔21−16、21−17〕0●タベリング/サイネン(オランダ)33分
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取材・文/バドミントン・マガジン編集部
写真/北川外志廣