7月30日に開幕する『第24回世界選手権(中国・南京)』。7月19日には、東京・六本木ヒルズアリーナにて、世界選手権の日本代表選手発表&公開記者会見が行なわれた。ここでは、その会見後に実施された囲み取材から、女子シングルスに出場する山口茜のコメントを紹介しよう。
――3週続いた海外遠征では、3大会すべてでベスト8という成績を収めました。結果や内容を振り返っていかがですか。
「この3連戦は、自分のなかではプレー内容も結果も少しパッとしないというか、中途半端な感じで終わってしまった印象です。なので、正直、今回の世界選手権は不安のようなものもありますが、この中途半端な流れのまま終わってしまいたくない、という気持ちはあります」
――昨年はベスト16という結果でしたが、今回の目標は。
「昨年の結果はもちろん超えたいですけど、まずは自分が楽しめるようなプレーができるようにしていきたい。自分が楽しくやれれば結果はどうにかなるのかなと思うので、合宿から整えていければと思います」
――ご自身のなかでパッとしなかったのは、どういう部分が難しかったのでしょうか。
「いいときはいいプレーができていたんですけど、ちょっと流れが悪くなったときに、気持ちの部分もプレーの部分も、切り替えができないというか、メリハリがないような試合になってしまいました。どの大会もベスト8には入っているので、そんなに悪いというわけではないと思うんですけど、そこをもう少し、自分で一球一球を工夫しながら、間を取ったりして考えながらやれればよかったのかなと思います。でも、終わってしまったことなので、このまま世界選手権に入るのではなく、最初から自分のリズムで入って、流れが悪くなってもしっかり自分で考えながら、流れが自分に来るまで食らいついていけるようなプレーをしたいと思います」
――世界ランク1位の戴資頴選手(台湾)に対しては、勝つ方法をどのように分析されていますか。
「相手のカウンターやフェイントショットで後手に回ってしまうことが多いんですけど、そこに引っかからずに動いて反応できれば、自分が主導権を握れたり、相手と普通にラリーができる印象はあります。前回対戦したときは、相手が自分を崩しにきたところをねらっていくと、こちらの点数になることが多かったと感じたので、そこまで我慢というか、普通にラリーできればとは思います」
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取材・構成/バドミントン・マガジン編集部
写真/菅原 淳