7月19日、BWF(世界バドミントン連盟)が発表する世界ランキングが更新された。Super500のタイOPのポイントが加算され、上位進出を果たした日本人選手が順位を上げている。ここでは各種目の順位を紹介しよう。
【男子シングルス】
ビクター・アクセルセン(デンマーク)が1位をキープする中、東南アジアシリーズのマレーシアOP(優勝)、インドネシアOP(ベスト4)でポイントを重ねたリー・チョンウェイ(マレーシア)が2位を守る。3位に石宇奇(シー・ユーチー/中国)、4位は韓国のエース、孫完虎(ソン・ワンホ/韓国)が続く。
日本勢トップは、リー・チョンウェイ同様にマレーシア(準優勝)&インドネシアOP(優勝)で好成績を残した桃田賢斗の6位。2番手は14位の西本拳太が続く。4番手の常山幹太は、タイOP優勝ポイント(9200P)を加え、7ランクアップの26位に浮上。3番手の坂井一将(24位)に859ポイント差と迫ってきた。
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【女子シングルス】
マレーシア&インドネシアOP優勝の戴資穎(台湾)が、1位を引き続き堅守している。2位は日本のエース山口茜、3位はプサルラ・V.シンドゥ(インド)が後を追う。
日本勢2番手の奥原希望は、タイOP優勝で2ランクアップの6位に浮上。3番手以降は、大堀彩(14位)、佐藤冴香(15位)、髙橋沙也加(18位)と続く。
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【男子ダブルス】
ギデオン/スカムルヨ(インドネシア)、張楠(ツァン・ナム)/劉成(リュウ・チェン/中国)、ボー/モーゲンセン(デンマーク)のトップ3は変わらず。ギデオン/スカムルヨは再び10万ポイント超えで首位を独走している。
マレーシアOP、タイOPの2大会で優勝を飾った園田啓悟/嘉村健士は、4位に浮上した。同じく2大会で準優勝の遠藤大由/渡辺勇大は3ランクアップの13位としている。日本勢2番手の井上拓斗/金子祐樹(7位)と少し差はあるものの、トップ10が見えてきた。東南アジアシリーズで上位に入れなかった保木卓朗/小林優吾は、一つ順位を落として18位となっている。
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【女子ダブルス】
首位は陳清晨(チェン・チンチェン)/賈一凡(ジャ・イーファン/中国)が守っているものの、2位の福島由紀/廣田彩花、そして3位の髙橋礼華/松友美佐紀とは約2000ポイント内の差。世界選手権(7月30日〜8月5日/中国・南京)の結果によっては、日本の2組のどちらかがトップに立つことも十分考えられる
日本は米元小春/田中志穂が5位に位置しているが、これに続く日本勢4番手の松本麻佑/永原和可那は、インドネシアOP準優勝やタイOPベスト8などのポイントで3ランクアップの9位に浮上している。初のトップ10入りを果たすとともに、自己最高位をマークした。13位は福万尚子/與猶くるみ、20位には櫻本絢子/髙畑祐紀子らが続いている。
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【混合ダブルス】
アーマド/ナトシール(インドネシア)が1位をキープしている。2位は900ポイント差で鄭思維(チェン・シーウェイ)/黄雅瓊(ファン・ヤーチョン/中国)、3位は王懿律(ワン・イーリュ)/黄東萍(ファン・ドンピン/中国)と続き、4位も鄧俊文(タン・チュンマン)/謝影雪(ツェ・イエンスエット/香港)と、各大会の上位常連ペアがしっかりトップグループを固めている。
日本勢トップは13位の渡辺勇大/東野有紗。タイOPでは初戦負けという悔しい結果に終わったが、マレーシアOP4強、インドネシアOP8強の成績がものをいい、16位から3ランクアップで自己最高位をマークしている。2番手の小林優吾/松友美佐紀も東南アジアシリーズでポイントを重ね、3ランクアップの29位となっている。
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文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO