7月16日(月)、成田空港内にてマレーシアOP、インドネシアOP、タイOPの3大会に出場した日本代表が帰国し、囲み取材に応じた。日本代表選手らは各種目で好成績を収めており、その中から優勝を飾った常山幹太、奥原希望のコメントを紹介しよう。
園田/嘉村、福島/廣田のコメントは こちら
常山幹太(タイOP優勝)
「グレードの高い大会で初めて優勝できたことは自信になりますが、その結果に満足せず、これからも頑張っていきたいです。(優勝には)自分もビックリしている部分もあれば、“やってやった”という気持ちが(どちらも)強くあります。3週連続の大会で身体的に疲れているとは思いますが、最後まで気持ちを切らさずにやれたのかなと思います。
3週目(タイOP)で結果が出たのは、1週目(マレーシアOP)、2週目(インドネシアOP)の過ごし方がよかったからだと思います。次は、世界選手権(7月30日〜8月5日/中国・南京)があるので、またよいプレーが出せればいいなと思います。
(持ち味を出せて勝てた要因は?)練習している中で、試合のことを考えながら、きつい練習でもめげずに妥協しない気持ちでやっている。それがファイナルゲームなど競った試合でも勝てたんじゃないかと思います。(トマス杯の活躍で自信がついた?)少しはつきましたが(タイOPは)世界のトップ選手は出ていなかったので、これから頑張っていかないといけないと思っています」
奥原希望(タイOP優勝)
「昨年の世界選手権後は優勝から離れていて、ケガがあったのは仕方がないかもしれませんが、早く(優勝に)たどり着きたかったところでした。だから、本当にほっとしています。(今回の試合内容の手応えは?)シャトルのコントロールが自分の持ち味だと思いますが、風のある会場、シャトルが飛ぶ会場での自分のコントロールはまだ自信がなくて…。でも、この3週間は東南アジアらしい風のある会場ですごく難しかったですけど、最後のタイでしっかりと修正して、自分らしいコントロール、いいプレーができたんじゃないかと思います。
(決勝のシンドゥ戦は、持ち味が出ていた?)シンドゥ選手とはたくさん試合をしています。いろんな試合を思い出し、その反省を生かして勝つというより、冷静に自分らしいプレーをしようと思って臨みました。それが最後まで落ち着いて、きっちりできたかなと思います。
(次の世界選手権に向けて)ディフェンディングチャンピオンといわれますが、私はまったくそんなことを思っていなくて、今の実力を思い切り発揮して、挑戦していきたいなと思っています。もちろん、目標は優勝。でも、簡単じゃないこともわかっていますし、まだまだ自分のパフォーマンスに自信を持っている状況ではないので、合宿を経て、自信を持って堂々とコートに立てるようにしたいです。
今回の大会(タイOP)もトップの選手は多く参加していなかったので、(優勝しても)満足はしていません。でも、勝つ感覚を久々に味わったので、この感覚を忘れたくないなと強く思いました」
取材・写真/平野貴也