【スペシャルインタビュー】「乃木坂46」佐藤楓の冠バドミントン番組が7月27日に放送決定!

佐藤楓さん(中央)と向井葉月さん(右)が、バドミントンに挑戦! 潮田玲子さん(左)がスペシャルコーチを務める
佐藤楓さん(中央)と向井葉月さん(右)が、バドミントンに挑戦! 潮田玲子さん(左)がスペシャルコーチを務める

5月に行なわれたトマス杯&ユーバー杯をはじめ、ワールドツアーでも日本人選手の活躍が目立つ2018年。いい流れと勢いに乗って、7月30日から世界バドミントン選手権が開幕する。その見どころを楽しく紹介する番組が、7月27日(金)深夜に放映される『乃木坂46佐藤楓の世界バドミントンが46倍楽しくなるTV』だ。

中学、高校とバドミントンに打ち込んできた乃木坂46の佐藤楓さんは、高校時代、県大会ベスト8の実力者。バドミントン経験のあるメンバー・向井葉月さんとともに、「オグシオ」の潮田玲子氏をスペシャルコーチとして、バドミントンの技術やルール、歴史などを学んでいく。潮田氏による技術指導は、「中学、高校生に見てほしいです。メッチャためになります!」と佐藤さん。

さらに、潮田氏が明かす日本代表のヒミツや、禁断の女子トーク、クイズ、実技指導を経て、最後は乃木坂46の二人と潮田氏が「2対1変則マッチ」で対決! 罰ゲームか「ご褒美」か、最後まで目が離せない展開だ。

バドミントンに真剣に取り組んできた佐藤さんの番組進行は、現在プレーしている人が見ても好感度大。放映を楽しみに待とう!

☆番組情報
『乃木坂46佐藤楓の世界バドミントンが46倍楽しくなるTV』
放送日時/2018年7月27日(金)よる11時~深夜0時
放送局/CSテレ朝チャンネル1

佐藤&向井の乃木坂46最強(?)バドミントンコンビが潮田玲子さんとガチンコ勝負を挑むシーンも。
佐藤&向井の乃木坂46最強(?)バドミントンコンビが潮田玲子さんとガチンコ勝負に挑む!

そんな佐藤さんに6月下旬、「バド×スピ!」が単独ロングインタビューを敢行! 中高時代の部活の思い出や、番組の見どころをたっぷりと語っていただきました!

★中学時代~部活見学で、運命の出会い!
――中高6年間、バドミントンに打ち込んでいたという佐藤楓さん。始めたきっかけは?
佐藤 中学校1年生で部活を選ぶとき、1年生が一斉に部活見学に行くんです。どの部活に行くか全然考えていなかったんですけど、友達が「バドミントン部に行く」というのでついていきました。実際にシャトルを打ってみたら楽しくて、見学の2日間ともバドミントン部に行っちゃいました。
――そして、バドミントンにハマってしまった。
佐藤 たぶん、球技が好きなんですよね。もう、シャトルを打つのが楽しくて! 練習は、試合に向けてのゲーム練習が一番楽しかったです。ただ打つだけじゃなくて、頭を使うじゃないですか。ラリーをしていくうちに相手の弱いところを見つけて、そこを重点的に狙ったり。すごく楽しかったです。
――部活に熱心な学校だったそうですが、どんな環境だったのですか?
佐藤 中アリーナと大アリーナがあって、中アリが3面、大アリが4面。中高一貫校で高校生もいるので、人数は多かったです。中学が30人ぐらいかな。私たちの学年だけで10人以上いたので、最初は全然コートに入れなくて…。たまに基礎打ちをやるぐらいで、素振りとか、体幹トレーニングとか、細かいことをやっていました。
――部の雰囲気は、どんな感じでしたか?
佐藤 けっこう厳しかったです。上下関係は厳しく、練習も大変で走りが多いしで…。高校から朝練があるんですけど、毎日グラウンド10周以上、3キロは走っていました。朝は早いし、夏は暑いし…! しかも、ラケットを持って走るんです。なんで持つんだろう? って思いながら…、当時は謎でした(笑)。
――中学の部活では、どういう立ち位置でしたか?
佐藤 始めた時期は一緒だけど、だんだん力の差がついてきますよね。私はあんまり上手なほうじゃなくて、強い子たちに引っ張られていた感じかな。10人以上いたので、団体メンバーには入れませんでした。

★高校時代①~きつかった夏の100本ノック!
――高校進学後も、バドミントンを続けたんですね
佐藤 先輩たちは高校ではけっこうやらなくて、一つ上の先輩は3人しか残りませんでした。でも、私たちの学年は12人全員が続けたんです! 絆が強かったですね。
――最後の県大会で団体戦ベスト8だったそうですが、そのときはメンバーに?
佐藤 入っていました。他の強い学校は、小さい頃からの経験者ばっかり。その中で、全員が中学から始めたメンバーでベスト8に入れたのは、すごくうれしかったです。
――シングルスとダブルス、どちらがメインでしたか?
佐藤 メインはシングルスで、自分から派手に決めにいくというより、ちょこちょこ相手を動かして決めるタイプでした。クロスカットやクロスネットとか、細かい技が得意でした。いまはもう打てないですけど(笑)。中学生の頃はスマッシュが得意だったんですけど、コースに全然入らなくなって、打つのが怖くなっちゃって…。シングルスでも一発目に上がってきたときは、怖くて全然打てなかったです。
――きつかった練習として思い出すのは?
佐藤 夏の練習での、顧問の先生の100本ノック! 先生のご機嫌によって、200本になったり300本になったり、ノックの速さも変わったりして(苦笑)。60歳くらいの女の先生で、昔はインターハイにも出ていたという方でした。
――すごそうなノックですね。
佐藤 全面フリーで、とにかく速いんですよ! 日によっては球も速くなって、「いや、いま打ったばかりだから絶対無理!」みたいな(笑)。ホントにありえない速さのときもありました。
――高校時代の目標は?
佐藤 やっぱり目標は大きくないとダメなので、「全国に行くぞ!」っていってました。顧問の先生に「目標は何だ?」って聞かれて、気持ちを高めるために、キャプテンが「全国です!」っていったりして。みんなで、一致団結して頑張っていました。
――高校で伸びたところは?
佐藤 なんだろう…、意識かな。自分より強い友達には絶対に勝てない、絶対無理! って思っていたんです。でも、「とりあえず、自分のいけるところまで頑張ってみよう」と思えるようになりました。

収録でプレーを披露。なかなかサマになっている!?
収録でプレーを披露。ラケットを握ったのは久しぶりとのことだったが、なかなかサマになっている!?

★中高総括~自分のベースは部活で作られた!
――練習以外で、思い出に残っていることはありますか
佐藤 学校行事として、冬にマラソン大会があるんですよ。そこで全員のタイム平均が30位以内だったら、その日の部活がオフになるので、みんな、めっちゃ頑張っていました! マラソン大会の後に練習するって、きついじゃないですか(笑)。
――練習がない日はなかったんですか?
佐藤 オフは、なかなかなかったですね。高3のとき、バドミントンをやっていた若い女の先生が入ってきて、週1でオフになったんです。その先生からの指導もあって、そこからみんなまた強くなりました。ベスト8に入れたのは、それもあると思います。
――部の決まりなどはありましたか?
佐藤 私たちが上になるにつれて、次第になくなったんですけど、学校のカフェテリアとかで先輩が通ると、立ってあいさつとか、電車の中で先輩に会ったら、座っていても立たなきゃいけないとか…。中2くらいまではあったかな。けっこう体育会系で厳しめでしたね。
――部活仲間との思い出や、忘れられないエピソードはありますか?
佐藤 たくさんありますよ! たとえば、部室がすごく散らかって汚いとなって、「帰るときは荷物を全部ロッカーに閉まってキレイにして帰る」というルールが作られて。何か一つでも外に出ていたら、罰金10円(笑)。
――かわいいルールですね。
佐藤 罰金はお菓子の箱に入れて、貯まったらみんなでお菓子を買うんです(笑)。紐1本でもロッカーから出ていたらダメなんですけど、見つけてもいわないでおいて、部室から出た瞬間、「出てる!」って。けっこう貯まりました(笑)。
――部活のメンバーとは、いまも連絡を取りますか?
佐藤 取りますね。部活のメンバーが一番仲がいいんです。6年間一緒で、毎日練習して合宿も行って、家族よりも一緒にいる時間が長かったので。ライブに来てくれたり、集まったり、仲がいいです! 大学でバドミントンを続けている子も6〜7人いるんですよ。
――本当に部活漬けだったんですね。
佐藤 はい! 6年間、部活か勉強か、みたいな感じでした。いまの私のベースは、部活で作られたという感じです。
――6年間頑張った部活で学んだことは?
佐藤 個人戦だけじゃなくて団体戦もあるし、自分だけじゃなくてチームのためにも頑張ること。あとは団体行動! 合宿もあったので。
――いまの仕事に生かされていることはありますか?
佐藤 チームのために、少しでも貢献できるように頑張る、乃木坂46のために頑張る、ということですね。あと、部活を頑張ったことで、体力があってよかったなとも思います。マラソン大会で学年1位になったこともあるんですよ!
――いまも、体力には自信がありますか?
佐藤 あります! ライブとかでも、体力があってよかったなと思うことはよくあります。3期生の中では年上のほうだけど、そんなに疲れないというか、体力はあるほうだと思います。

番組ではバドミントンに関するクイズにも挑戦。正解率が低かったらば罰ゲームが待っている。結末はいかに…
番組ではバドミントンに関するクイズにも挑戦。正解率が低かったらば罰ゲームが待っている。結末はいかに…?

★番組収録を終えて~中学、高校生も必見の内容に!
――番組のことをお聞きします。まず、収録を終えての感想を教えてください。
佐藤 収録はとにかく楽しかったです! いろんなお仕事の中でも、とくに楽しかったんじゃないかというくらい。本当に感謝しています。
――今回の番組が、初めてのバドミントンの仕事だったのですか?
佐藤 そうです。決まったとき、母親に連絡しました。あと顧問の先生にも。ついこの間、母校に行ったら顧問の先生がいたので、「今度、バドミントンの仕事をやるんです! 潮田さんと共演するんです!」っていったら、「すごいじゃん!」って。6年間がっちり部活をやって、大好きなバドミントンに番組や取材で関われて、すごくうれしいです!
――そんなに思い入れがあったんですね。
佐藤 バドミントンのお仕事をすることが夢の一つで、ずっと携帯のメモに書いていたんですよ。夢がかなって本当にうれしいです! 今後もバドミントンに関わっていきたいなと、あらためて思いました。
――バドミントンをやるのは、久しぶりだったんですよね。
佐藤 ちゃんとシューズを履いて、ウェアも着てというのは、3年ぶりぐらいかな。バドミントンって、テスト期間の1週間やらないだけでできなくなったりするので、3年は長い(笑)! 無事に打ててよかったです。
――久しぶりにやってみて、昔の気持ちを思い出しましたか?
佐藤 はい。もっとやりたい! 練習したい! と思いました。どこかクラブに入ろうかな、と思うぐらいです(笑)。
――収録で使ったラケットを買ったそうですね。
佐藤 そうなんです! 次にまたバドミントンをやる機会があったら、部活仲間と母校に行って打つ機会があるかもしれないし、もう、いつでもできます! という感じで家にあります。
――収録では、どれくらいやったのですか。
佐藤 クイズやトークもあったので、実際に打ったのは2時間くらいですかね。潮田さんはオーラが違いました! こんなに間近でプレーを見られることはないですよね。
――対戦もしたそうですが、ガチで?
佐藤 2対1の勝負、ガチです! 部活時代の私にとっては、夢にも見られないこと。活躍を普通にテレビで見ていた、神様のような存在の方を間近で見られて…。サービスやネットの練習をするたびに何度も、「夢なんじゃないかな?」って思っていました。
――番組の見どころを教えてください。
佐藤 やっぱり、潮田さんとの試合かな! あと、いろいろな技術や技も教えてもらったので、バドミントンをやっている中学生、高校生には、ぜひ見てほしいです。めっちゃタメになりますよ! あと、向井葉月の打ち方がおもしろいのが、もう一つの見どころ(笑)。普通では考えられないような打ち方をしていて…、途中でラケットを持ち替えるんですよ!
――番組のあと、7月30日からテレビ朝日では世界選手権が放送されます。どんなところに注目していますか?
佐藤 山口茜選手とか、フクヒロ(福島由紀/廣田彩花)ペアとか…、あと、桃田賢斗選手! 昔、桃田選手の試合を見に行ったことがあるんですよ。遠目だったんですけど、桃田選手のことは知っていたから、「おぉっ!」って。あ、『バドミントン・マガジン』も読んでいましたよ!
――ありがとうございます! では最後に、日本人選手にエールをお願いします。
佐藤 優勝をめざして頑張ってほしいです。全力で応援しています! 私も、バドミントンの魅力を伝えられるように頑張ります!

7月30日に中国・南京で開幕する世界バドミントン選手権も注目しています!
7月30日に中国・南京で開幕する世界バドミントン選手権も注目しています!

プロフィール/さとう・かえで◎1998年3月23日生まれ。乃木坂46の3期生メンバー。中高6年間、バドミントン部に所属。高校では団体戦県大会ベスト8のメンバーとして活躍した。161センチ、血液A型。

取材・構成/バドミントン・マガジン編集部

投稿日:2018/07/14
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