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【Super1000】止まらない日本の快進撃!3種目で決勝進出!<インドネシアOP>

7月7日に開催されたBWFワールドツアー・インドネシアOP(ジャカルタ・Super1000)5日目は、各種目準決勝が行なわれた。

第1試合に登場したのは、男子ダブルスの井上拓斗/金子祐樹。Super500以上(旧SS)の大会では久々に準決勝の舞台に立った。その相手は、台湾の廖敏竣(リャオ・ミンチュン)/蘇敬恒(スー・チンヘン)。日本のS/Jリーグでも活躍している廖敏竣は、準々決勝で遠藤大由/渡辺勇大を下しており、2戦連続で日本ペアとの対戦となった。

その第1ゲーム、先制したのは井上/金子だった。前半から引き離して21-13とすると、第2ゲームは相手にリードを一度も許すことなく21-11で快勝。Super500以上の大会では、昨年のジャパンOP以来となる決勝戦進出を決めた。

ワールドツアーで2度目の決勝進出を決めた井上拓斗(左)/金子祐樹。決勝はジャパンOPで敗れたギデオン/スカムルヨ(インドネシア)と対戦する

3ペアがベスト4入りを決めている女子ダブルス。最初に登場した松本麻佑/永原和可那は、世界ランク1位の陳清晨(チェン・チンチェン)/賈一凡(ジャ・イーファン/中国)を相手に第1ゲーム21-13で先制。続く第2ゲームも中盤以降に抜け出した松本/永原が、相手の追撃を振り切って21-18で勝利! 強敵を退けた松本/永原が、Super500以上の大会では初の決勝進出を決めた。

ハイレベルな大会で初の決勝進出を決めた松本麻佑(左)/永原和可那

もう一つの山で行なわれた女子ダブルスの準決勝は、髙橋礼華/松友美佐紀と福島由紀/廣田彩花の日本人トップ対決。第1ゲームは互いに譲らずポイントの奪い合いとなり、12オール以降は1点差のシーソーゲームでスコアが動く。その競り合いは23オールまで続き、ここで2連取した福島/廣田が第1ゲームをモノにした。

第2ゲームは10連続得点などで引き離した髙橋/松友が取り返し、勝負の行方はファイナルゲームへ。再び接戦となった展開から福島/廣田が11−9で折り返すと、後半は連続得点で点差を広げて21-13で勝利。激戦をモノにした福島/廣田が決勝進出を決め、髙橋/松友の2大会連続優勝を食い止めた。これにより、女子ダブルス決勝は福島/廣田と松本/永原が対戦することが決まった。

日本トップ対決を制した福島由紀/廣田彩花(左)。ワールドツアー(旧SS)では、昨年のマレーシアOP以来の優勝をめざす

各種目準決勝の最終試合に組まれた男子シングルス。ここに登場したのは、前週のマレーシアOP(Super750)決勝を争った、桃田賢斗とリー・チョンウェイ(マレーシア)の2人。連勝をねらうチョンウェイ、リベンジに燃える桃田が激突した。

第1ゲームはマレーシアOPで勝利したチョンウェイが13-7とリードを広げたが、ここから桃田が追走。4連続得点で点差を縮めて17オールにすると、最後の競り合いを抜け出して23-21で桃田が先制。すると、第2ゲームは9-6とした桃田が、一気に8連続得点を奪い大量リード。その後も冷静に試合を進めた桃田が、21-12でチョンウェイを抑えて決勝進出。マレーシアOPに続き、頂上決戦にコマを進めた。桃田は決勝でビクター・アクセルセン(デンマーク)と対戦する。

前週の決勝戦で敗れたリー・チョンウェイに雪辱を果たした桃田賢斗。Super500以上のワールドツアーでは2016年インドOP以来の優勝に挑む

そのほか、女子シングルスは戴資穎(タイ・ツーイン/台湾)と陳雨菲(チェン・ユーフェイ/中国)が決勝に進出。混合ダブルスは地元のアーマド/ナトシール(インドネシア)が勝利を飾り、決勝戦はリオ五輪決勝を争ったマレーシアのチャンPS/ゴーLYと対戦する。

準決勝の結果、決勝戦の対戦カードは以下の通り。

【男子シングルス】

桃田賢斗②〔23−21、21−12〕0●リー・チョンウェイ(マレーシア)52分

ビクター・アクセルセン(デンマーク)②〔18−21、21−14、21−11〕1●石宇奇(中国)52分

中国のエース格を倒したビクター・アクセルセンは、トマス杯準決勝で対戦した桃田賢斗と再び激突

▼決勝

桃田賢斗 − ビクター・アクセルセン(デンマーク)

【女子シングルス】

陳雨菲(中国)②〔21−23、21−18、23−21〕1●成池鉉(韓国)84分

戴資穎(台湾)②〔21−13、21−18〕0●何冰嬌(中国)31分

▼決勝

戴資穎(台湾) − 陳雨菲(中国)

【男子ダブルス】

井上拓斗/金子祐樹②〔21−13、21−11〕0●廖敏竣/蘇敬恒(台湾)32分

ギデオン/スカムルヨ(インドネシア)②〔21−13、21−10〕0●アルディアント/アルフィアン(インドネシア)24分

▼決勝

井上拓斗/金子祐樹 − ギデオン/スカムルヨ(インドネシア)

【女子ダブルス】

松本麻佑/永原和可那②〔21−13、21−18〕0●陳清晨/賈一凡(中国)40分

福島由紀/廣田彩花②〔25−23、12−21、21−13〕1●髙橋礼華/松友美佐紀69分

接戦に破れた髙橋礼華/松友美佐紀(左)。マレーシアOPに続く連覇は達成できず

▼決勝

松本麻佑/永原和可那 − 福島由紀/廣田彩花

【混合ダブルス】

チャンPS/ゴーLY(マレーシア)②〔21−18、21−16〕0●鄭思維/黄雅瓊(中国)36分

アーマド/ナトシール(インドネシア)②〔21−18、21−8〕0●ファイザル/ウィジャヤ(インドネシア)30分

▼決勝

アーマド/ナトシール(インドネシア) − チャンPS/ゴーLY(マレーシア)

文/バドミントン・マガジン編集部

写真/BADMINTONPHOTO

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