7月5日に開催されたBWFワールドツアー・インドネシアOP(ジャカルタ・Super1000)3日目は、各種目2回戦が行なわれた。
4組が1回戦を突破した女子ダブルス。2回戦でも髙橋礼華/松友美佐紀がインドネシアペアに第1ゲームを奪われる展開も、ここから逆転勝ちを収めて準々決勝に進出。福島由紀/廣田彩花はマレーシアペア、松本麻佑/永原和可那は勢いのあるタイのジョンコパン/ラウィンダを2−0のストレートで下してベスト8入りを果たした。女子シングルスは、山口茜と奥原希望の日本人対決が行なわれ、2−1で山口に軍配。大堀彩、佐藤冴香はともに0−2で敗戦している。
男子シングルスは桃田賢斗が、今年1月のインドネシアマスターズ(Super500)を制しているアンソニー・シニスカ・ギンティン(インドネシア)に快勝したほか、常山幹太もフランスのブリース・レベルデスを退けて2回戦へ。昨年、この大会で準優勝を飾った坂井一将は、全英王者の石宇奇(シー・ユーチー/中国)に敗れて上位進出はならなかった。
混合ダブルスでは、全英優勝の渡辺勇大/東野有紗が、アドコック夫妻(イングランド)とのファイナル勝負にもつれた接戦を制して8強入り。男子ダブルスでは井上拓斗/金子祐樹がタイペアを17本、18本に抑えて準々決勝進出を決めている。遠藤大由/渡辺勇大は台湾ペアに敗れたほか、混合ダブルスの小林優吾/松友美佐紀も第1シードのアーマド/ナトシール(インドネシア)と21-23、19-21と肉薄しながら準々決勝には勝ち進めなかった。
2回戦の結果、準々決勝の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
常山幹太②〔24−22、21−13〕0●ブリース・レベルデツ(フランス)40分
坂井一将●0〔14−21、17−21〕②石宇奇(中国)35分
桃田賢斗②〔21−14、21−15〕0●アンソニー・シニスカ・ギンティン(インドネシア)49分
▼準々決勝
常山幹太 − ビクター・アクセルセン(デンマーク)
桃田賢斗 − トミー・スギアルト(インドネシア)
【女子シングルス】
大堀彩●0〔17−21、14−21〕②プサルラ・V.シンドゥ(インド)36分
山口茜②〔21−9、14−21、24−22〕1●奥原希望58分
佐藤冴香●1〔19−21、21−17、14−21〕②カースティ・ギルモア(スコットランド)63分
▼準々決勝
山口茜 − 陳雨菲(中国)
【男子ダブルス】
井上拓斗/金子祐樹②〔21−17、21−18〕0●ティン/キッティサク(タイ)36分
遠藤大由/渡辺勇大●1〔19−21、21−12、20−22〕②廖敏竣/蘇敬恒(台湾)
▼準々決勝
井上拓斗/金子祐樹 − イワノフ/ソゾノフ(ロシア)
【女子ダブルス】
髙橋礼華/松友美佐紀②〔17−21、21−12、21−11〕1●イマヌエラ/ラマダンティ(インドネシア)56分
松本麻佑/永原和可那②〔21−14、21−18〕0●ジョンコパン/ラウィンダ(タイ)36分
米元小春/田中志穂●0〔16−21、18−21〕②黄東萍/李汶妹(中国)43分
福島由紀/廣田彩花②〔21−19、23−21〕0●フーV/ヤップCW(マレーシア)45分
▼準々決勝
福島由紀/廣田彩花 − ポリイ/ラハユ(インドネシア)
髙橋礼華/松友美佐紀 − 黄東萍/李汶妹(中国)
松本麻佑/永原和可那 − 許雅晴/呉玓蓉(台湾)
【混合ダブルス】
小林優吾/松友美佐紀●0〔21−23、19−21〕②アーマド/ナトシール(インドネシア)38分
渡辺勇大/東野有紗②〔21−19、16−21、21−13〕1●C・アドコック/G・アドコック(イングランド)53分
▼準々決勝
渡辺勇大/東野有紗 − 鄭思維/黄雅瓊(中国)
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO