6月30日に開催されたBWFワールドツアー・マレーシアOP(クアラルンプール・Super750)5日目は、各種目の準決勝が行なわれた。
園田啓悟/嘉村健士、遠藤大由/渡辺勇大の2組が準決勝に勝ち進んだ男子ダブルス。世界ランク6位の園田/嘉村は、中国の若手ペアを14本、19本に抑えて勝利を飾り、4月のアジア選手権に続く決勝戦の切符を手にした。遠藤/渡辺は中国の李俊慧(リ・ジュンフイ)/劉雨辰(リュウ・ユチェン)とファイナルゲームにもつれる戦いを演じると、最後は21-17で振り切り、こちらも決勝に進出。男子ダブルスは日本人ペア同士の決勝が決まった。
女子ダブルスでは、前日の準々決勝で松本麻佑/永原和可那を破った髙橋礼華/松友美佐紀が、インドネシアペアを21-9、21-9で一蹴。決勝進出を果たした。男子シングルスの桃田賢斗は、インドのスリカンス・キダムビと激突。第1ゲームを21-13で桃田が制すると、続く第2ゲームもリードを保ちながら試合を進めて21-13で勝利。ワールドツアーの高レベルの大会では、久々の決勝進出を決めている。
全英OP優勝以来の決勝をめざした混合ダブルスの渡辺勇大/東野有紗は、世界ランク1位の中国・王懿律(ワン・イルユ)/黄東萍(ファン・ドンピン)に0−2のストレートで敗戦。決勝進出はならかった。
このほか、地元マレーシアでの優勝をねらう男子シングルスのリー・チョンウェイが決勝に勝ち進んだほか、女子シングルス世界ランク1位の戴資穎(タイ・ツーイン/台湾)も勝利をおさめ、決勝で中国の何冰嬌(ヘ・ビンジャオ)と対戦する。
準決勝の結果と、決勝の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
桃田賢斗②〔21−13、21−13〕0●スリカンス・キダムビ(インド)43分
リー・チョンウェイ(マレーシア)②〔21−18、21−15〕0●トミー・スギアルト(インドネシア)52分
▼決勝
桃田賢斗 − リー・チョンウェイ(マレーシア)
【女子シングルス】
何冰嬌(中国)②〔21−17、21−17〕0●ラチャノック・インタノン(タイ)50分
戴資穎(台湾)②〔21−15、19−21、21−11〕1●プサルラ・V.シンドゥ(インド)56分
▼決勝
何冰嬌(中国) − 戴資穎(台湾)
【男子ダブルス】
園田啓悟/嘉村健士②〔21−14、21−19〕0●譚強/何濟庭(中国)34分
遠藤大由/渡辺勇大②〔22−24、19−21、21−17〕1●李俊慧/劉雨辰(中国)78分
▼決勝
園田啓悟/嘉村健士 − 遠藤大由/渡辺勇大
【女子ダブルス】
陳清晨/賈一凡(中国)②〔21−10、21−15〕0●金慧麟/孔熙容(韓国)39分
髙橋礼華/松友美佐紀②〔21−9、21−9〕0●ハリス/プラディプタ(インドネシア)35分
髙橋礼華/松友美佐紀 − 陳清晨/賈一凡(中国)
▼決勝
【混合ダブルス】
鄭思維/黄雅瓊(中国)②〔17−21、21−18、21−19〕1●C・アドコック/G・アドコック(イングランド)64分
王懿律/黄東萍(中国)②〔21−15、21−13〕0●渡辺勇大/東野有紗41分
▼決勝
鄭思維/黄雅瓊(中国) − 王懿律/黄東萍(中国)
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO