5月26日にタイ・バンコクで開催された「トマス杯・ユーバー杯2018」7日目は、ユーバー杯の決勝戦が行なわれ、日本は開催国・タイを3−0で破り優勝を果たした。ここでは、髙橋礼華主将のコメントを紹介しよう。
−−ユーバー杯を手にして
朴柱奉さんから(トロフィーは)重たいから上げづらいかも、といわれていたのですが、思ったより小さかったですし、重くなくてすんなり上げられたので、こういう重さなんだ…って思いました(笑)
−−大会を振り返って
ユーバー杯合宿から、今回は日本の女子は強くて、優勝候補というのを世界のメディアからもいわれていました。試合では何が起こるかわからない、とプレッシャーに思ったときもありましたが、いざ現地に入ってみんなで練習したり、行動したりするなかで、みんなの勝ちたい気持ちを感じました。だから、プレッシャーをはねのけて勝ち取った優勝だと思います。
−−試合前にはどんな声かけをしたのか
私はあんまり声をかけない方で、声をかけたら逆にプレッシャーになるかもしれないと思い、ほとんどいわなかったです。自分ではないですけど、テイさん(中島慶コーチ)が「プレッシャーをかけるつもりはないけど、こんなチャンスはめったにないから、みんなで優勝を取りにいこう」といわれたときに、自分もこのチャンスをモノにしないといけないな、と思いました。
−−チームをまとめるのは大変でしたか?
全然大変ではなかったです。キャプテンも名前だけかな、と思うようなキャプテンだった思います(苦笑)。個人戦よりも団体戦はプレッシャーがかかるし、その場面で勝ち切ることはみんなにとって(今後の)個人戦にもつながってくる。そして、その経験が日本のレベルアップにつながってくるので、キャプテンとしてなにかはしたわけじゃないけど、少なからず韓国戦でああいう試合ながらも勝ってチームに貢献できたのはよかったかなと思います。
取材・構成/バドミントン・マガジン編集部
写真/菅原淳