バドスピ | BADMINTON SPIRIT

【トマス杯】デンマーク、中国、インドネシアが準決勝へ!<準々決勝ダイジェスト>

5月24日にタイ・バンコクで開催された「トマス杯・ユーバー杯2018」5日目は、男女決勝トーナメント・準々決勝が行なわれた。ここでは、トマス杯のダイジェストを紹介しよう。

【トマス杯】

世界王者のビクター・アクセルセン(デンマーク)

激戦の予選リーグを勝ち抜いた8チームが、準々決勝に登場した。トマス杯ディフェンディングチャンピオンであるデンマークは、強豪・韓国と対戦。第1シングルスは世界王者のビクター・アクセルセンと韓国のエース孫完虎が激突し、ファイナル勝負にもつれた接戦の軍配はアクセルセンにあがる。エースが生み出した追い風は後続たちを後押しし、そのまま第1ダブルス、第2シングルスが2連勝。3−0の完封劇で、デンマークが韓国を下し準決勝進出を決めた。

そのデンマークと準決勝で対戦する相手は、日本に決まった。準々決勝でフランスと対戦した日本は、桃田賢斗、園田啓悟/嘉村健士が連勝で白星を並べる。第2シングルスに起用された坂井一将は敗れたものの、第2ダブルスの遠藤大由/渡辺勇大が堅いレシーブからポイントを重ね2−0で勝利。日本の2大会ぶりのメダルを確定させた。

4試合連続出場の園田啓悟(右)/嘉村健士

もう一方の山では、中国が台湾を3−0で一蹴。エース・諶龍(チェン・ロン)、成長株の石宇奇(シー・ユーチー)がしっかり白星をつかみ、2012年以来3大会ぶりの準決勝進出を決めた。また、準決勝の最後の椅子を争ったインドネシアとマレーシアの戦いは、インドネシアがギデオン/スカムルジョ、ジョナタン・クリスティらの活躍で3−1の勝利。前回の準優勝チームが、きっちり上位に勝ち上がっている。

第2シングルスのジョナタン・クリスティらの活躍でインドネシアがベスト4

▼決勝トーナメント・準々決勝

中国(A組1位)3−0台湾(C組2位)

デンマーク(D組1位)3−0韓国(B組2位)

日本(C組1位)3−1フランス(A組2位)

インドネシア(B組1位)3−1マレーシア(D組2位)

トマス杯:バドミントン世界一の国・地域を決める団体戦として最も権威ある大会。ト杯は1939年に国際バドミントン連盟(現世界バドミントン連盟)会長のジョージ・トーマス卿(全英OP21回優勝)が、大会の開催を進め、優勝トロフィーを寄贈。大会名にその名がつけられた。1941年に初開催を予定していたが、第2次世界大戦のために。延期。1948-49年に念願の第一回トマス杯が開催された。84年に男女同時に開催、86年から2年に一度の開催(それまでは3年に一度)となった。

試合形式:2ダブルス(複)、3シングルス(単)で、世界ランキングの高い順に試合が行なわれる。試合の種目順はオーダーによって変わる(種目順の例:第1単→第1複→第2単→第2複→第3単)。予選リーグは5試合すべてを行ない、決勝トーナメント・準々決勝以降は先に3試合を制した国・地域が勝利。単複兼ねて出場することができる。

取材・文/バドミントン・マガジン編集部

写真/菅原淳

バドスピTOPへ
モバイルバージョンを終了