5月20日に開催された「トマス杯・ユーバー杯2018」初日は、男女予選リーグが行なわれた。ここでは、予選リーグ・グループCで香港と対戦した日本男子の、試合後のコメントを紹介しよう。
第1シングルス
桃田賢斗(2−1で勝利)
「お互いコントロールがうまくいかない状況の中で、自分が足を動かして我慢強いプレーができたのが勝因だったと思います。(コートは)縦風よりも横風が強く、細かいショットの修正ができなかった。それで大きな展開となりましたが、そのあとに足を動かすことができたので、そこはよかったと思います。ただ、自分の持ち味はネット前なので、しっかり修正していきたいです。(4年ぶりのト杯について)こういう舞台で試合ができるのはすごく幸せなこと。そして日本の第1シングルスを任せてもらえるので、そこは責任を持ってプレーしたいと思います」
園田啓悟/嘉村健士(左)
(2−0で勝利)
嘉村「トップダブルスとして、しっかり勝てたかなと思います。(ト杯の戦いは)個人戦とは違うので、少しでも気を抜くと相手のペースになってしまう。自分たちの得意な低空戦を貫き通し、それもシャトルが落ちる最後まで集中力を切らさずにやれたことがよかったと思います」
園田「いまの試合は、自分たちらしい低空戦ができたと思いますが、もっといいところが出せる。(次からは)そこを追求していきたいと思います」
第2シングルス
西本拳太(2−0で勝利)
「初めてのトマス杯で少し緊張した部分はありましたが、しっかり勝利という形でチームに貢献できてよかったかなと思います。うれしいという気持ちよりは、ホッとした気持ちが大きいです。(今日は)持ち味のラリーを組み立てるために、自分からミスをしないことを心がけて試合に入りました。ネット前ではタッチを早くし、先手先手でラリーをできたことが相手のプレッシャーになったのかなと思います」
第2ダブルス
井上拓斗(手前)/金子祐樹
(2−0で勝利)
井上「(オーダーは)昨日のミーティングで聞かされましたが、それを聞いて一気に緊張感が出ました。そして、試合前もすごく緊張しました(苦笑)。試合では勝つことを目標に入りましたが、内容はすごくよかったと思います。風がある体育館では、他のペアよりは自分たちの方がシャトルコントロールに長けていると思います。そこをしっかり重点におきながら、予選リーグ突破をめざして、みんな一丸となって頑張りたいです」
金子「風がある中でシャトルをしっかりコントロールして、相手よりもミスをせず試合運びができたのがよかったと思います。試合に出られるうれしさもありましたが、いつも通りの感じでいけました」
第3シングルス
坂井一将(0−2で敗戦)
「自分の力を100%出しきれなかったことが悔しいです。チームの流れとしても、5−0でいける勢いがあっただけに、それを止めてしまってすごい申し訳ない。(風もあって)自分の得意な攻めが通用しなくて、自滅するパターンになってしまいました。まずは我慢することだったり、しっかりラリーすることを心がけたいです」
取材・文/バドミントン・マガジン編集部
写真/菅原淳