5月3日、BWF(世界バドミントン連盟)が発表する世界ランキングが更新された。アジア選手権(Super500に相当)、ヨーロッパ選手権(Super300に相当)など大陸別の大会があり、各種目に順位変動があった。ここでは男女シングルスの順位をチェックしよう。
【男子シングルス】
ケガの影響で約3カ月もコートから離れていたビクター・アクセルセン(上写真/デンマーク)。その復帰戦となったヨーロッパ選手権では、見事に復活優勝を果たして高ポイント(7000P/Super300優勝と同等)を獲得。世界ランク1位の座を守った。
2位には孫完虎(ソン・ワンホ/韓国)が続き、3位はスリカンス・キダムビ(インド)。スリカンスは5位から二つ順位を上げて、トップ3に返り咲いている。アジア選手権で初戦負けとなった林丹(リン・ダン/中国)は、10位に順位を下げている。
日本勢では、日本人として初めてアジア選手権男子シングルス優勝を遂げた桃田賢斗(写真)が、5ランクアップの12位に浮上。Super500優勝と同じ9200Pを加算させ、日本人一番手となった。桃田に続くのは15位の西本拳太。3番手には坂井一将が17位で続き、日本勢は3人がトップ20以内に入っている。
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【女子シングルス】
アジア選手権で優勝を果たした戴資穎(タイ・ツーイン/台湾)が、9200Pを加えて1位に返り咲いた。4月19日付の同ランクで1位に輝いた山口茜(上写真)は、アジア選手権を欠場したため2位にランクダウン。しかし、戴資穎との差は1078ポイントで、再びトップの座に立つ可能性は十分ある。2人の1位争いは、しばらく続きそうだ。
3位以下はプサルラ・V.シンドゥ(インド)、ラチャノック・インタノン(タイ)、陳雨菲(チェン・ユーフェイ/中国)と続いている。
日本勢は6位の奥原希望(写真)、13位の佐藤冴香の順位は変わらず。大堀彩は一つ順位を落として15位に。川上紗恵奈が18位、髙橋沙也加も19位に入っており、6人の日本選手が20位以内に名を連ねている。
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◆2018年の大会日程はこちら
Super1000…SSプレミア相当
Super750…SSプレミア相当
Super500…SS相当
Super300…GPG相当
Super100…GP相当
IC…インターナショナルチャレンジ
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO、Getty Images