4月19日、BWF(世界バドミントン連盟)が発表する世界ランキングが更新された。高ポイントが獲得できるワールドツアーなどは開催されなかったが、昨年のシンガポールOP(旧SS)のポイントが消えたことにより、上位選手にも変動があった。ここでは男女シングルスを紹介しよう。
【女子シングルス】
昨年から安定した成績を残し、世界ランキングでも2位につけていた山口茜が、ついに念願のランキング1位に浮上した。男女通じて、日本選手によるシングルスでの世界1位は史上初。2016年12月以降、ほぼ首位の座を守り続けてきた戴資穎(タイ・ツーイン/台湾)を302ポイント上回り、目標としていた世界1位の座に着いた。
日本勢では、2番手の奥原希望が一つ順位を上げて6位に。13位には佐藤冴香、14位は大堀彩、15位は川上紗恵奈と続く。また、4月から日本代表に復帰した髙橋沙也加は19位となり、日本からは20位以内に6選手が入っている。
【男子シングルス】
先週、初の世界ランク1位となったスリカンス・キダムビ(インド)が5位に後退した。1週間で1位に返り咲いたのはビクター・アクセルセン(写真/デンマーク)。2位は孫完虎(ソン・ワンホ/韓国)、3位には諶龍(チェン・ロン/中国)が続く。
日本勢では、西本拳太が自己最高位の13位にランクをあげた。16位には坂井一将、17位には桃田賢斗と続く。常山幹太は30位、五十嵐優も56位と、それぞれ順位を上げている。
文/バドミントン・マガジン編集部