4月12日、BWF(世界バドミントン連盟)が発表する世界ランキングが更新された。主要国際大会はなかったものの、積み上げてきたポイントが精算されるタイミングで、各種目に順位変動があった。ここではダブルス3種目を紹介しよう。
【男子ダブルス】
インドネシアのスター・ギデオン/スカムルジョが男子ダブルスの首位を守り続ける。ただし、前回までの10万超えから少しポイントを減らしている。2位にはボー/モーゲンセン(デンマーク)、3位は李俊慧(リ・ジュンフイ)/劉雨辰(リュウ・ユチェン/中国)、4位は張楠(ツァン・ナム)/劉成(リュウ・チェン/中国)が続く。
日本勢は5位の園田啓悟/嘉村健士、9位の井上拓斗/金子祐樹は変わらず。3番手の保木卓朗/小林優吾が1ランクアップの16位となった。
大阪国際チャレンジ2回戦進出の竹内義憲/松居圭一郎は、6ランクアップの70位。ベスト8に進出した金子真大/久保田友之祐は7ランクアップの74位に浮上。同じくベスト8の小野寺雅之/岡村洋輝は6ランクダウンの77位と一歩後退。ただし、この3ペアのポイント差はわずかで、大会結果によっては、すぐに順位が入れ替わりそうだ。
【女子ダブルス】
中国の陳清晨(チェン・チンチェン)/賈一凡(ジャ・イーファン)が1位をキープしている。2位につけていた髙橋礼華/松友美佐紀が一つ順位を落とし、3位に後退。3位だったリターユール/ペデルセン(デンマーク)が、タカマツを1098ポイント上回り、2位に浮上した。
日本勢は3位の髙橋/松友に続き、福島由紀/廣田彩花、米元小春/田中志穂と3ペアが3〜5位に並んだ。続く4番手の松本麻佑/永原和可那は、11位をキープしている。大阪国際優勝の福万尚子/與猶くるみは16位。また、大阪国際準優勝の櫻本絢子/髙畑祐紀子は11ランクアップの37位。日本勢7番手に浮上した。
【混合ダブルス】
2017年ジャパンOP優勝などの実績がある王懿律(ワン・イーリュ)/黄東萍(ファン・ドンピン)が、混合ダブルスで初の1位に躍り出た。2位はすでにペアを解消している鄭思維(チェン・シーウェイ)/陳清晨(チェン・チンチェン/中国)。3位はインドネシアのアーマド/ナトシールが続く。
日本勢は、全英OP王者の渡辺勇大/東野有紗が、一つ順位を上げて26位に。また、金子祐樹/米元小春が6ランクアップの95位と100位の壁を突破。大阪国際でベスト8に入った高階知也/江藤理恵が40ランクアップ(136位)と大きく順位を上げている。
文/バドミントン・マガジン編集部