4月12日、BWF(世界バドミントン連盟)が発表する世界ランキングが更新された。主要国際大会はなかったものの、積み上げてきたポイントが精算されるタイミングで、各種目に順位変動があった。ここでは男女シングルスについて紹介しよう。
【男子シングルス】
男子シングルスにはトップ3に異変あり。2017年9月28日から1位を守り続けていたビクター・アクセルセン(デンマーク)が2位に後退。2位につけていたスリカンス・キダムビ(インド)が1425ポイント差で、自身初の世界ランク1位の座に就いた。3位の孫完虎(韓国)は変わらず。
日本勢は、14位につけている西本拳太がトップを守る。2番手の坂井一将(17位)、続く桃田賢斗(19位)ともに順位を上げ、日本勢は10位台に3人がランクインした。
常山幹太(33位)に続く5番手の五十嵐優は、大阪国際チャレンジ(IC)優勝の4000ポイントを加えて2ランクアップの57位。6番手には9ランクアップした渡邉航貴が76位に浮上。4ランクダウンの上田拓馬(88位)をかわした。
100位台に目を移せば、下農走が21ランクアップ(115位)、大阪国際準優勝の奈良岡功大が53ランクアップ(143位)、武下利一が19ランクアップ(143位)。大阪国際に出場した選手が、大きく順位を上げている。
【女子シングルス】
戴資穎(台湾/タイ・ツーイン)、山口茜、プサルラ・V.シンドゥ(インド)の1〜3位など、5位までに順位変動なし。6位だった奥原希望は、一つ順位を落として7位となった。
その他の日本勢に大きな変動はなかったが、大阪国際チャレンジで結果を残した選手は大きく順位を上げている。優勝した峰歩美は81ランクアップ(158位)、ベスト4の橋下由衣は67ランクアップ(181位)。初戦敗退だった齋藤栞は、7ランクダウンの60位となっている。
文/バドミントン・マガジン編集部