4月6日に開催された大阪国際チャレンジ(守口市/IC)3日目は、各種目2回戦、準々決勝が行なわれた。ここでは準決勝に駒を進めた注目選手らのコメントを紹介しよう。
▼男子シングルス
五十嵐優(下農走に2−0で勝利)
(スマッシュが速くなっている?)この一年は大会続きで、まとまったトレーニング時間が取りにくかったんですが、できるときには一回一回追い込んでいました。だから同じ負荷でも、以前より軽く感じることがあるんです。そのあたりが速さに繋がっているでしょうし、またいい体勢で打てたときには速く見えるのかもしれません。去年の優勝はがむしゃらにやった結果ですが、いまはつなぐときはつなぐなど、経験させてもらったことでゲーム勘がよくなったと思います。
奈良岡功大(渡邉航貴に2−1で勝利)
(小学生から手の内を知っている相手?)でしたが、長いラリーをねばれて、ミスも少なく、しっかりポイントを取れました。高校選抜と続けての試合ですが、以前より体力はついたと思います。全力プレーを見せて、応援されるような選手になりたいです。
▼女子シングルス
橋本由衣(髙橋沙也加に2−1で勝利)
国際大会の対戦成績を確認したら、1勝3敗。強い相手なので向かっていくだけでした。1ゲームは序盤に立て直しができませんでしたが、2ゲームからはうまくいき、最後は相手が引いてくれました。昨年はチーム事情でダブルスをやり、それがショートサービスからの早い展開、ボディ回りのレシーブなどに生きていると思います。
三谷美菜津(大家夏稀に2−0で勝利)
1ゲーム目は、昨日2試合やったこともあって体が重く、気持ちがあがりませんでした(笑)。ただ、いつも練習している後輩が向かってくるので、負けられない。最後は我慢してミスを待つ形になりましたが、勝ててよかったです。この大会は、優勝した7年前以来。当時とは立場が違うので、楽しくプレーします。
▼男子ダブルス
橋本博且(台湾ペアに大接戦の末に2−1で勝利/ペアは佐伯祐行)
ファイナルゲームは追い付かれてのデュースなのでキツかったんですが、相手がなにかビビっているようで、ラッキーでした。とにかく経験のないペアなので、優勝とかではなく、一試合でも多くやりたい。(昨年の)全日本社会人は優勝しましたが、全日本総合が全然ダメで、2人で考えることが多くなったんです。ですからいま、コンビとしては社会人のときを「1」とすれば、「5」くらいまで来ているかな。
▼混合ダブルス
三橋健也/篠谷菜留(韓国ペアを2−0のストレートに抑えて勝利)
三橋 ペアとしての出場は2大会目で、B代表としてまだまだ毎日が緊張です。まだミックスに慣れていないので、勝負どころでは考えずに打つので、男子ダブルスのやり方になる。ここ1カ月ずっとミックスの練習をしていますが、篠谷さんの経験が豊富で頼もしく、信頼できます。ミックスならではの打ち方を使えるレベルに、早くなっていきたいです。
篠谷 (三橋は)合宿中からしっかり高い意識でやってくれて、試合でもしっかりと動いてくれます。今日は2人とも、足が止まらず動き続けられたのがよかったし、相手女子の前への入りが速いのも2人で共有していました。先を見すぎず、まずは明日、権藤/栗原を破った韓国ペアとの勝負につなげていきたいです。
取材/楊順行