3月29日、BWF(世界バドミントン連盟)が発表する世界ランキングが更新された。高ポイントが獲得できるワールドツアーがなかったため、上位陣に順位変動はなし。ここではポイント差に注目しながら、ダブルス3種目の順位を見てみよう。
【男子ダブルス】
1位を守るギデオン/スカムルジョ(インドネシア)は圧巻の10万ポイント超え。2位のボー/モーゲンセン(デンマーク)に15065ポイント差をつけて独走を続けている。3位の李俊慧(リ・ジュンフイ)/劉雨辰(リュウ・ユチェン/中国)は2位と9053ポイント差で、こちらも少し開いている。
日本勢は5位の園田啓悟/嘉村健士、9位の井上拓斗/金子祐樹がベスト10圏内をキープ。17位に保木卓朗/小林優吾、31位に全英OPベスト4の遠藤大由/渡辺勇大と上位4ペアの順位は変わらない。5番手にはベトナム国際(IC)ベスト4の小野寺雅之/岡村洋輝が、9ランクアップの60位と順位を上げている。
また、4月から社会人(トナミ運輸に入部)となる金子真大/久保田友之祐は、7ランクアップの72位と、こちらも大きく順位を上げてきた。
男子ダブルスの順位は こちら
【女子ダブルス】
1位の陳清晨(チェン・チンチェン)/賈一凡(ジャ・イーファン/中国)と、2位の髙橋礼華/松友美佐紀の差は1202ポイント。2位と3位のリターユール/ペデルセン(デンマーク)の差は552ポイント。1〜3位の差はかなり詰まっている。また、3位と4位の福島由紀/廣田彩花との差は2389ポイントで、こちらもそれほど離れていない。
日本勢は髙橋/松友(2位)、福島/廣田(4位)、米元小春/田中志穂(5位)とベスト10に3ペア。続く松本麻佑/永原和可那(11位)は、10位のペアとの差が1060ポイント。ベスト10入りが十分可能な位置につけている。
女子ダブルスの順位は こちら
【混合ダブルス】
現在、首位に立つ鄭思維(チェン・シーウェイ)/陳清晨(中国)は、すでにペアを解消。男子の鄭思維が元世界ランク1位の黄雅瓊(ファン・ヤーチョン)とペアを組んで9位につけている。
2位には昨年の世界選手権王者のアーマド/ナトシール(インドネシア)、3位には中国の若手・王懿律(ワン・イーリュ)/黄東萍(ファン・ドンピン)、4位には昨年後半から好結果を残す香港の鄧俊文(タン・チュンマン)/謝影雪(ツェ・インスエット)らが上位に位置している。
日本勢トップは、こちらもペアを解消した数野健太/栗原文音(18位)。全英OP優勝の渡辺勇大/東野有紗は26位につけており、早くトップの座につきたいところだ。
混合ダブルスの順位は こちら
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO