「第46回全国高校選抜」(3月24日~28日/愛媛県・愛媛県武道館、松山市コミュニティーセンター体育館)の競技3日目、27日(火)は、愛媛県武道館で試合が行なわれ、男女ともにダブルスが準々決勝まで、シングルスは2回戦までを実施。ダブルスはベスト4、シングルスはベスト8がそれぞれ出そろった。ここでは、女子のダイジェストをお伝えしよう。
【女子ダイジェスト】
女子ダブルスは波乱が相次いだ。まず、昨年の全日本ジュニア・チャンピオンで第1シードの齋藤夏/吉田瑠実(埼玉栄)が、明地七海/小野美晴(京都外大西)との準々決勝に敗退。第3シードの植村理央/藤井史織(四條畷学園)を破った注目の1年生ペア、鈴木陽向/大澤佳歩(埼玉栄)も準々決勝で内山真希/佐藤萌(深川西)にその進撃を遮られた。
第4シードの関谷芽紅/徳岡梨々香(四天王寺)を破ったのは、ともにジュニアナショナルメンバーの大石悠生/木村早希(青森山田)。「団体戦で貢献しきれなかったので、個人戦では思い切って自分たちらしいプレーを」。そんな話を昨夜のホテルで交わしたという大石と木村が、個人戦では初の全国大会で一戦一戦調子を上げてきている。
なお、第2シードの水井ひらり/内山智尋(ふたば未来学園)は、上位シードで唯一順当に準決勝へとコマを進めた。
シングルスはベスト8が決まり、上位4シードがここまで順当に勝ち進んでいる。とはいえ、第1シードの水井を除くと、第2シードの明地、第3シードの佐川智香(作新学院)、第4シードの善家百合子(山陽女子)らは決して楽な勝ち上がりではなかった。最終日の行方も目が離せない。
準々決勝でそれぞれの対戦相手となるのは、栗原あかり(西武台千葉)、小方里羽(諫早商業)、近藤七帆(新居浜東)、そして齋藤。男女を通じて開催地の愛媛県勢で唯一勝ち残っている近藤は、地元の期待を背負って挑む。
【28日の対戦カード】
女子ダブルス
▼準決勝
明地七海/小野美晴(京都外大西・京都) ― 大石悠生/木村早希(青森山田・青森)
内山真希/佐藤 萌(深川西・北北海道) ― 水井ひらり/内山千尋(ふたば未来学園・福島)
女子シングルス
▼準々決勝
水井ひらり(ふたば未来学園・福島) ― 栗原あかり(西武台千葉・千葉)
齋藤 夏(埼玉栄・埼玉) ― 善家百合子(山陽女子・岡山)
佐川智香(作新学院・栃木) ― 近藤七帆(新居浜東・愛媛)
小方里羽(諫早商・長崎) ― 明地七海(京都外大西・京都)
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文/山口奈緒美 写真/江見洋子