「第46回全国高校選抜」（３月24日～28日／愛媛県・愛媛県武道館、松山市コミュニティーセンター体育館）の競技１日目、25日（日）は、松山市コミュニティーセンターで男子団体、愛媛県武道館で女子団体の１～３回戦が行なわれ、それぞれベスト８が出そろった。ここでは女子団体のダイジェストをお伝えしよう。
【女子ダイジェスト】
女子団体は、混戦が予想されながらも４つのシード校が順当に勝ち上がった。なかでも連覇をねらうふたば未来学園（福島）は、失ゲーム０の第１シードらしい勝ち上がり。昨年準優勝で第４シードの埼玉栄（埼玉）も、ゲームこそ落としたものの２回戦、３回戦ともに３—０と快勝した。第２シードの青森山田（青森）と第３シードの柳井商工（山口）は、いずれも３回戦で第３シングルスまでもつれる苦戦を耐えての準々決勝進出だ。
そのほかでは、作新学院（栃木）、京都外大西（京都）、園田学園（兵庫）、西武台千葉（千葉）がベスト８入り。〝激戦区〟と見られたヤマを抜け出した西武台千葉は、初戦となる四天王寺（大阪）との２回戦、インターハイ・ベスト８の聖ウルスラ学院英智（宮城）との３回戦をともに１−２からの逆転勝ちを収めた。
「いやあ、よく頑張ったと思います」と労いの第一声を発した髙瀬秀雄監督。今大会は『大声を出せ』と『考えるな』というテーマを与えているという。その教え通り、勝負のかかった第３シングルスを担った山田楓は第２ゲームでマッチポイントも握られたが、「目の前のポイントに集中して直感でプレーしました」と笑顔で振り返った。
大会２日目の３月26日（月）は、男女ともに愛媛県武道館で準々決勝から決勝が行なわれる。女子団体・準々決勝の対戦カードは以下の通り。試合開始時間はともに９時半の予定。
【女子対戦カード】
ふたば未来学園（福島） ― 作新学院（栃木）
埼玉栄（埼玉） ― 園田学園（兵庫）
柳井商工（山口） ― 西武台千葉（千葉）
青森山田（青森） ― 京都外大西（京都）
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文／山口奈緒美
