3月8日に開催されたBWFワールドツアー・ドイツOP(Super300/ミュールハイム・アン・デア・ルール)3日目は、各種目2回戦が行なわれた。
多くの選手が2回戦に進出した日本勢。3選手が初戦を突破した男子シングルスは、桃田賢斗がタイ選手、西本拳太が韓国のベテラン李炫一(イ・ヒュンイル)を下してベスト8入りを決めた。常山幹太は、林丹(リン・ダン/中国)とファイナル勝負を演じたが、最後は18-21で敗れて金星奪取はならなかった。
女子シングルスは前回大会優勝の山口茜、奥原希望がどちらも最終ゲームにもつれる接戦を制して準々決勝に進出。川上紗恵奈と佐藤冴香の日本人対決は、川上に軍配があがった。大堀彩は、1月のインドOP(Super500/旧SS)優勝のベイウェン・ツァン(アメリカ)に1−2で敗れ、2回戦敗退となった。
3組が勝ち残った女子ダブルスは、福島由紀/廣田彩花と松本麻佑/永原和可那が激突し、福島/廣田が2−0で勝利。大会2連覇に向けて前進した。米元小春/田中志穂は、韓国の新ペアに0−2のストレートで敗戦。ベスト8入りはならなかった。
男子ダブルスは井上拓斗/金子祐樹が中国の若手ペアを2−0で封じて準々決勝へ。園田啓悟/嘉村健士は韓国ペアに敗れてベスト8には届かなかった。また、混合ダブルスの渡辺勇大/東野有紗も、韓国ペアに0−2で屈して上位進出はならなかった。
2回戦の結果と準々決勝の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
桃田賢斗②〔21−16、21−13〕0●スッパニュ・アヴィニサノン(タイ)45分
常山幹太●1〔22−20、14−21、18−21〕②林丹(中国)68分
西本拳太②〔21−13、21−13〕0●李炫一(韓国)37分
▼準々決勝
西本拳太 − ジョナタン・クリスティ(インドネシア)
桃田賢斗 − 周天成(台湾)
【女子シングルス】
川上紗恵奈②〔21−17、21−17〕0●佐藤冴香40分
大堀彩●1〔17−21、21−8、10−21〕②ベイウェン・ツァン(アメリカ)45分
奥原希望②〔20−22、21−11、21−18〕1●高昉潔(中国)60分
山口茜②〔21−17、19−21、24−22〕1●白馭珀(台湾)57分
▼準々決勝
山口茜 − ベイウェン・ツァン(アメリカ)
奥原希望 − 川上紗恵奈
【男子ダブルス】
園田啓悟/嘉村健士●0〔17−21、19−21〕②徐承宰/金元昊(韓国)41分
井上拓斗/金子祐樹②〔21−9、22−20〕0●韓呈愷/周昊東(中国)35分
▼準々決勝
井上拓斗/金子祐樹 − 廖敏竣/蘇敬恒(台湾)
【女子ダブルス】
米元小春/田中志穂●0〔9−21、15−21〕②鄭景銀/蔡侑玎(韓国)34分
福島由紀/廣田彩花②〔21−15、21−12〕0●松本麻佑/永原和可那44分
▼準々決勝
福島由紀/廣田彩花 − フォウガード/トゥーグセン(デンマーク)
【混合ダブルス】
渡辺勇大/東野有紗●0〔19−21、18−21〕②催率圭/蔡侑玎(韓国)45分
文/バドミントン・マガジン編集部