3月1日、BWF(世界バドミントン連盟)が発表する世界ランキングが更新された。上位陣に大きな変動はなかったが、昨年までのグランプリゴールド(GPG)にあたるスイスOP(Super300)のポイントが加算され、好成績を収めた選手のランキングが上昇している。
【男子シングルス】
2017年世界王者のビクター・アクセルセン(デンマーク)が首位をキープ。2位のリー・チョンウェイ(マレーシア)、3位のスリカンス・キダムビ(インド)と、1位から3位までの順位に変動はなかった。今年1月のマレーシア&インドネシアマスターズ(Super500/旧SS)で振るわなかった林丹(リン・ダン/中国)が、2ランクダウンで8位に後退。同郷の諶龍(チェン・ロン)が4位、石宇奇(シー・ユーチ)が6位に位置している。
日本勢では、坂井一将(上写真)が15位で最上位に。2番手は西本拳太の21位。スイスOPでベスト8に入った桃田賢斗は、12ランクアップして30位。5ランクダウンとなった常山幹太(32位)を抜いて、日本勢3番手に浮上した。
5番手の五十嵐優(54位)、上田拓馬(65位)は、それぞれ4ランクアップと順位を上げている。また、ランキング表には載っていないが、スイスOP8強の渡邉航貴が11ランクアップの83位と順位を上げている。
男子シングルスの順位はこちら
【女子シングルス】
戴資穎(タイ・ツーイン/台湾)が、世界ランク1位の座をしっかり守り続けている。2位は約9000ポイント差で追う山口茜がつけており、3位はラチャノック・インタノン(タイ)、4位はプサルラ・V.シンドゥ(インド)、5位はキャロリーナ・マリーン(スペイン)が続く。今回のランキングでは、上位15位までに変動はなかった。
日本勢は7位の奥原希望、13位の佐藤冴香、そして15位に大堀彩が続く。スイスOP優勝の髙橋沙也加は、2ランクアップの19位に上がった。髙橋の昨年3月第1週のランキングは129位だったが、この1年間で好結果を積み重ね、見事トップ20以内に再浮上している。
21位の川上紗恵奈は1ランクアップ、29位の三谷美菜津も6ランクアップで順位を上げている。また、スイスOP準優勝の仁平菜月は、16ランクアップで43位としている。
女子シングルスの順位はこちら
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO