女子シングルスの出場予定選手は こちら
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日本からは5選手が出場する女子シングルス。世界ランク2位の山口茜や昨年の世界選手権優勝の奥原希望を筆頭に、格式高い全英の優勝杯をつかみにいく。
今大会の第2シードとなる山口は、昨年の全英OPでベスト4に入った実績を持つ。また、スーパーシリーズ(現ワールドツアー)でもコンスタントに上位成績を残しており、昨年末には精鋭が集まるSSファイナルを制してみせた。今年に入っても1月のマレーシアマスターズ(Super500)で準決勝に進出するなど好調をキープ。全英という歴史ある舞台で優勝をねらう山口は、1回戦で台湾の李佳馨(リー・チャシン)と対戦。4年前に対峙したときは山口が敗戦しているが、その後の実績と成長を見れば、山口が優位に試合を進めていくだろう。
2016年の全英王者に輝いている奥原は、2年ぶりの頂点奪還に挑む。昨年8月の世界選手権では見事金メダルを手にした奥原だが、その後は右ヒザのケガなどで苦しいシーズン後半を過ごした。しかし、今年に入ってからは復調を感じさせる動きを見せており、今回の全英でも好結果に期待が持てる。その奥原の初戦の相手は、台湾の白馭珀(パイ・ユーポ)。軽快なフットワークで仕掛けてくる相手に対して、奥原は持ち味のストローク戦に持ち込んで勝利をつかみたいところだ。
3月1日付の世界ランキングで日本選手三番手(13位)につけている佐藤冴香は、初戦で香港の張雁宜(チュン・ガンイ)と激突。ここに勝てば、2回戦で山口と李佳馨の勝者と対戦することになる。また、今年からA代表に入った大堀彩は、第6シードで韓国のエース・成池鉉(スン・ジヒュン)と、川上紗恵奈はエフゲニヤ・コステツカヤ(ロシア)と1回戦を戦う。
▼放送予定
バドミントン全英OP2018
CSテレ朝チャンネル2にて
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全英OP:1899年に第1回大会をロンドンで開催。当初は男子ダブルス、女子ダブルス、混合ダブルスの3種目で行なわれた(翌年から男女シングルスも実施)。バドミントンの国際大会としては、最も歴史と伝統のあるオープントーナメントとして知られている。1977年に世界選手権が開催される以前は、世界の頂点を決める大会として各国のトップ選手が出場し、多くの名勝負を繰り広げてきた。日本選手は1960〜70年代にかけて、女子シングルスに出場した高木紀子、湯木博恵、竹中悦子などが優勝。女子ダブルスでも相沢マチ子/竹中悦子、徳田敦子/高田幹子などが頂点に立っている。最近では2016年に女子シングルスの奥原希望、女子ダブルスの髙橋礼華/松友美佐紀が単複W制覇を遂げた。
※優勝者の名前は旧姓。
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO