2月11日に開催されたアジア団体選手権(マレーシア・アロー・スター)最終日は、男女決勝戦が行なわれた。
5日目の結果は こちら
準決勝ではインドネシアを3−0で下した日本女子。決勝戦では若手主体のメンバーで臨む中国と対戦した。
第1シングルスは、決勝トーナメントで2連勝中の山口茜を起用。中国の陳雨菲(チェン・ユーフェイ)と対戦すると、第1ゲームを21-16で先制。第2ゲームは陳雨菲が奪い返して1−1となったが、ファイナルゲームは山口が13-8と先行した。一時は15-14まで迫られたが、山口はここから再び突き放して21-14。日本に先制ポイントをもたらす。
これで優位に立った日本は、第1ダブルスにエース・髙橋礼華/松友美佐紀が登場。若手の李茵暉(リ・インフイ)/杜玥(ドゥ・ユェ)を第1ゲーム21-13に抑えると、続く第2ゲームも21-16で勝利。日本が優勝に王手をかけた。
勝てば初優勝が決まる場面、大役を任されたのは奥原希望だ。第2シングルスでは、世界トップランカーの何冰嬌(ヘ・ビンジャオ)と激突。第1ゲーム19-21で失った奥原だが、第2ゲームを21-16で取り返すと、ファイナルゲームでは6−6から抜け出して14-7。さらにポイントを積み重ねた奥原がそのまま押し切り、日本はアジア団体で初優勝を達成した。
【女子決勝トーナメント】
▼決勝戦
日本(W組1位)3−0 中国(Z組2位)
WS1 山口茜②〔21−16、12−21、21−14〕1●陳雨菲57分
WD1 髙橋礼華/松友美佐紀②〔21−13、21−16〕0●李茵暉/杜玥42分
WS2 奥原希望②〔19−21、21−16、21−10〕1●何冰嬌(中国)66分
男子は前回優勝のインドネシアと中国が激突。インドネシアはベテランと若手がペアを組むダブルスがしっかり機能し、3−1で中国を退けて優勝。前回大会に続く連覇を達成した。
【男子決勝トーナメント】
▼決勝戦
インドネシア(D組1位)3−1中国(A組1位)
MS1 ジョナタン・クリスティ②〔16−21、21−17、21−18〕1●石宇奇72分
MD1 アッサン/プラタマ②〔21−19、21−18〕0●何濟庭/譚強37分
MS2 アンソニー・ギンティン●1〔12−21、21−11、14−21〕②喬斌72分
MD2 セティアワン/サプトロ②〔21−14、21−19〕0●韓呈愷/周昊東38分
※各試合に起用された選手は、世界ランキング上位者(1月25日付)から順に出場。また、試合の順番は単複を兼ねる選手がいる場合などによって変わる。
前回大会の決勝結果はこちら
◆日本代表選手
男子:西本拳太、坂井一将、常山幹太、桃田賢斗、園田啓悟/嘉村健士、保木卓朗/小林優吾、遠藤大由/渡辺勇大
女子:山口茜、奥原希望、佐藤冴香、大堀彩、髙橋礼華/松友美佐紀、福島由紀/廣田彩花、米元小春/田中志穂
文/バドミントン・マガジン編集部