【S/Jリーグ】トナミ運輸がリーグ連覇を達成!<東京大会・男子>

2月4日に行なわれたバドミントンの最高峰リーグ「S/Jリーグ2017」東京大会は、墨田区総合体育館にて大会2日目を迎え、男女各4試合が行なわれた。ここでは、トナミ運輸が連覇を達成した男子のダイジェストをお伝えしよう。

トナミ運輸が連覇達成!ユニシスは一矢報いる

S/Jリーグ2017

前日(3日)の結果により、トナミ運輸の2連覇が決定している男子。そのため、この日に行なわれた1位トナミ運輸と2位日本ユニシスの直接対決は、トナミが全勝優勝を飾るのか、それともユニシスがトナミに一矢報いるかが焦点となった。

ベストオーダーといえる布陣で臨んだ両チーム。第1ダブルスはトナミが園田啓悟/嘉村健士、ユニシスが遠藤大由/渡辺勇大との日本A代表対決に。優勝に“全勝”という華を添えたいトナミ運輸だったが、試合はユニシスの遠藤/渡辺が主導権を握り続け21-13、21-11で完勝。0−2での敗戦に園田は「自分たちが(ラリーの最後で)決めきれなかったのが敗因」と振り返った。

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第1ダブルスを制した遠藤大由(手前)/渡辺勇大
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園田啓悟/嘉村健士(左)は0−2で敗れ、チームによい流れを作れず

先勝した日本ユニシスは、シングルスの上田拓馬がトナミの主将・武下利一にストレート負けを喫するも、第2ダブルスは井上拓斗/金子祐樹がトナミの保木卓朗/小林優吾に18本、13本で勝利し、ライバルチームとしての意地を見せた。

日本ユニシスは優勝こそ逃したものの、トナミ運輸と同じ6勝1敗の2位でリーグを終えた。一方、トナミも最終日は黒星となったが、開幕から好調を維持し続けたことが最終的にマッチ率の差でユニシスを上回ることになった。また、リーグ優勝にかける強い思いも、2年連続8度目(旧日本リーグを含む)の栄冠につながっている。

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トナミ運輸の武下利一はシングルスでしっかり白星を獲得

▼結果

日本ユニシス(6勝1敗)2—1 トナミ運輸(6勝1敗)

遠藤大由/渡辺勇大②〔21-13、21-11〕0●園田啓悟/嘉村健士

上田拓馬●0〔14-21、14-21)②武下利一

井上拓斗/金子祐樹②〔21-18、21-13〕0●保木卓朗/小林優吾

※マッチ率で上回ったトナミ運輸が2年連続8度目の優勝

トナミ運輸・荒木純監督

「リーグ全体を通して見れば、しっかり2連覇できたのはうれしいです。でも、ライバルのユニシスさんに負けたというところでは、ちょっと(うれしさも)半減かなと。昨日のうちに優勝が決まってしまったことで、緊張感などを維持するのが難しかったかもしれません。ただ、今日試合に出てくれた5人は、最高の準備をしてくれていたと思います」

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トナミ運輸・武下利一主将

「今日は(日本ユニシスに)負けてしまったのですが、ここ(最終戦)にくるまでに、全員でしっかり戦って優勝をつかめたと思うので、その点はよかったです。この敗戦はチーム全体で反省して、トップ4トーナメントや全日本実業団でリベンジを果たしたいです」

日本ユニシス・坂本修一監督

「今日はダブルス陣、とくにトップダブルスの遠藤/渡辺が相手(園田/嘉村)にいいプレーをさせなかったことが大きかったです。相手はドライブが得意ですが、そういう展開にさせなかった。1月は海外のトーナメントと日程が重なったこともあって、普段試合に出られない選手も含めて、全員で戦ったリーグ戦だったと思います」

NTT東日本が3位にジャンプアップ!

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今季NTT東日本のエースダブルスとして活躍した齋藤太一(右)/古賀輝。チームも3位に入った

そのほか、NTT東日本がJR北海道を2−1で下し、トータル5勝2敗の成績で3位に浮上。桃田賢斗や齋藤太一/古賀輝といったエースが存在感を示し、昨季5位から大きく順位を上げている。そして、4位はシーズンを通して安定した力を発揮した日立情報通信エンジニアリングが入った。この上位4チームは、3月24、25日に宮城県仙台市で開催される「TOP4TOURNAMENT」への出場資格を手にしている。

▼結果

日立情報通信エンジニアリング(4勝3敗)3—0 三菱自動車京都(1勝6敗)

竹内義憲/松居圭一郎②〔21-18、21-12〕0●林谷理貴/吉川改

丸尾亮太郎②〔11-21、21-10、21-7〕1●常山明良

塚本好喜/高野将斗②〔25-23、21-11〕0●内田裕太郎/疋田聖也

 

トリッキーパンダース(3勝4敗)3—0 金沢学院クラブ(2勝5敗)

井谷和弥/高階知也②〔21-16、21-12〕0●小林晃/吉森司

福田春樹②〔21-18、21-17〕0●山口容正

リャオ・ミンチュン/米田健司②〔21-18、21-18〕0●荒井大輝/神田遼

 

NTT東日本(5勝2敗)2—1 JR北海道(1勝6敗)

齋藤太一/古賀輝②〔24-22、21-15〕0●東野圭悟/渡部大

馬場湧生●1〔21-14、18-21、20-22)②塚本光希

小松﨑佑也/西川裕次郎②〔21-11、21-18〕0●牧野公亮/岡村尚輝

◆最終順位

S/Jリーグ2017

取材・文/吉井信行

表作成/バドミントン・マガジン編集部

写真/菅原淳、福地和男

投稿日:2018/02/04
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