1月28日にBWFワールドツアー・インドネシアマスターズ(Super500/ジャカルタ)最終日は、各種目決勝戦が行なわれた。
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日本からは女子ダブルスの髙橋礼華/松友美佐紀と男子シングルスの坂井一将が決勝に進出。先にセンターコートに立ったのは、第2試合に組まれた坂井。地元インドネシアのアンソニー・ギンティンと対戦した。
WTSuper500(旧スーパーシリーズ)初優勝をかけて臨んだ坂井だったが、第1ゲームを先制したのはギンティンだった。8オールの接戦から4連続ポイントで抜け出すと、坂井の追走を振り切って21-13。第2ゲームは序盤からリードを広げたギンティンが21-12で奪い優勝。昨年9月の韓国OP以来となる頂点奪取に成功した。
一方、昨年6月のインドネシアOP準優勝以来の決勝進出を果たした坂井は、初優勝ならず。それでも、日本の男子シングルスにとってはマレーシアマスターズ準優勝の西本拳太に続く好成績。同種目の成長を示す結果をつかんだ。
第4試合に組まれた女子ダブルス。髙橋/松友はインドネシアのポリイ/ラハユと対戦した。第1ゲームを先制したのは髙橋/松友。序盤から9-3でリードを広げると、その後は点差をつめられながらも相手の逆転を許さず21-17。
第2ゲームは前半こそ1点を互いに奪い合う展開となったが、日本ペアが9−8から一気に抜け出し15-9。さらにポイントを加えた髙橋/松友がそのまま逃げ切り、昨年9月のダイハツ・ヨネックスジャパンOP以来となる優勝を遂げた。
男子ダブルスは地元のギデオン/スカムルジョ(インドネシア)と、中国の李俊慧(リ・ジュンフイ)/劉雨辰(リュウ・ユチェン)が対戦。ファイナルゲームにもつれた接戦は、インドネシアペアが制し地元Vを達成。混合ダブルスは中国の鄭思維(チェン・シーウェイ)/黄雅瓊(ファン・ヤーチョン)が、昨年の世界選手権優勝のアーマド/ナトシール(インドネシア)を2−0で下して優勝。女子シングルスは、世界ランク1位の戴資穎(タイ・ツーイン/台湾)がサイナ・ネワール(インド)をこちらも2−0のストレートに抑えてV。昨年11月の香港OPに続く優勝を果たしている。
決勝戦の結果は以下の通り。
【男子シングルス】
アンソニー・ギンティン(インドネシア)②〔21−13、21−12〕0●坂井一将34分
【女子シングルス】
戴資穎(台湾)②〔21−9、21−13〕0●サイナ・ネワール(インド)27分
【男子ダブルス】
ギデオン/スカムルジョ(インドネシア)②〔11−21、21−10、21−16〕1●李俊慧/劉雨辰(中国)57分
【女子ダブルス】
髙橋礼華/松友美佐紀②〔21−17、21−12〕0●ポリイ/ラハユ(インドネシア)47分
【混合ダブルス】
鄭思維/黄雅瓊(中国)②〔21−14、21−11〕0●アーマド/ナトシール(インドネシア)33分
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文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO