1月21日にバドミントンの最高峰リーグ『S/Jリーグ2017』第8日が、秋田県秋田市、京都府京都市、鳥取県米子市で開催された。ここでは秋田大会の男女結果をお伝えしよう。
【男子】
4連勝でリーグ首位に立つトナミ運輸は、同じく3連勝の日立情報通信エンジニアリングと対戦。海外遠征で園田啓悟/嘉村健士、西本拳太を欠くトナミ運輸は、第1ダブルスに全日本総合準優勝の保木卓朗/小林優吾を起用。日立情報通信Eのエース・竹村義憲/松居圭一郎との対決を2−0で制し、トナミ運輸が一歩リードした。
シングルスは昨年の全日本総合男子シングルス王者に輝いたトナミ・武下利一と、日立の丸尾亮太郎が激突。第1ゲームを武下、第2ゲームを丸尾が奪い、両者譲らずにファイナルゲームへ突入。すると、22オールの接戦から、最後は丸尾が2連取して総合王者に勝利。日立情報通信Eが1−1のイーブンに戻した。
勝てばチームの連勝キープとなる第2ダブルスも、トナミ運輸の常山幹太/下農走と日立の塚本好喜/高野将斗が、ファイナル勝負にもつれる展開。ここで勝利を決めたのは、ダブルスでも結果を残す常山/下農。ファイナル21-16で勝利を飾り、トナミ運輸が2−1で日立情報通信Eを破った。
トナミ運輸はこれでリーグ5連勝とし、S/J連覇に向けて大きく前進。一方、敗れた日立情報通信Eは今季初黒星を喫し、3勝1敗で3位につけている。
▼結果
トナミ運輸(5勝)2−1日立情報通信エンジニアリング(3勝1敗)
保木卓朗/小林優吾②〔23−21、21−18〕0●竹内義憲/松居圭一郎
武下利一●1〔21−17、23−25、22−24〕②丸尾亮太郎
常山幹太/下農走②〔21−18、15−21、21−16〕1●塚本好喜/高野将斗
【女子】
地元開催となった3連勝中の北都銀行は、同じ東北・宮城の七十七銀行と対戦。第1ゲームは田中志穂/松本麻佑が、七十七銀行の河崎綾佳/嶺井優希を21-10、21-13で破り北都銀行が先制した。
このまま連勝をねらった北都銀行。しかし、シングルスは七十七の杉野文保が、北都の川上紗恵奈を2−0で下し、勝負の行方は第2ダブルスに委ねられた。
今季いまだ白星のない七十七銀行は初勝利のチャンスとなったが、地元で負けられない北都銀行がここで踏ん張る。北都・村山祐美/浦谷夏未が、七十七の牧野美咲/木戸よし美を第1ゲーム21-16で先制すると、第2ゲームも21-18に抑えストレート勝利。負けられない勝負を制した北都銀行は、これでリーグ4連勝。敗れた七十七銀行は5敗目を喫した。
▼結果
北都銀行(4勝)2−1 七十七銀行(5敗)
田中志穂/松本麻佑②〔21−10、21−13〕0●河崎綾佳/嶺井優希
川上紗恵奈●0〔18−21、14−21〕②杉野文保
村山祐美/浦谷夏未②〔21−16、21−18〕0●牧野美咲/木戸よし美
文/バドミントン・マガジン編集部