8月25日に開催された第47回全国中学校大会(佐賀県・佐賀県総合体育館)最終日は、男女シングルス・ダブルスの個人戦が行なわれた。23日には個人戦の1回戦、24日には2回戦から準々決勝までが行なわれ、この日は準決勝と決勝が実施されている。
【男子シングルス】
【男子ダブルス】
男子ダブルスの決勝は、優勝候補の末永逸貴/杉浦壮哉(猪苗代)が、埼玉栄の本田光/山崎諒羽を2-0で下して優勝を飾った。序盤は緊張から硬さの見られた猪苗代ペアだが、徐々に攻撃のリズムをつかむと、第1ゲームを16本で奪取。続く第2ゲームは、末永が果敢に前に詰めてチャンスをつくり、杉浦が強烈なアタックを放つ二人らしいプレーで相手を寄せつけなかった。
【優勝者コメント】
★山下啓輔(猪苗代)
★末永逸貴/杉浦壮哉(猪苗代)
末永「ホッとしました。自分たちには優勝できる力があると思っていたので、その力をどう出すか、ということだけを考えてプレーしていました。決勝は緊張からサービスミスなどをしてしまった自分に対して、杉浦が声をかけてくれたのが心強かったです。また、大会前に先輩たちにスパーリングをしてもらったので、その恩返しがしたいという気持ちでがむしゃらに頑張ったことが優勝につながったと思います」
杉浦「自分たちのプレーを最後まで出しきることができて、結果がついてきたのでうれしいです。この夏に向けて高めてきたのは、二人の持ち味である攻撃力。どうしたら攻められるか、決めきれるかというのを考えて工夫してやってきたことが、今大会で出せたかなと思います。今年の目標は、全日本ジュニアでベスト4に入ることなので、そこに向けてまた頑張っていきたいです」
男子個人戦の準決勝・決勝の結果は以下の通り。
【男子シングルス】
▼準決勝
武井凜生(猪苗代・福島) 2-1 稲光翔太郎 (猪苗代・福島)
山下啓輔(猪苗代・福島) 2-1 内野陽太(埼玉栄・埼玉)
▼決勝
山下啓輔②〔21-11、21-7〕0武井凜生
【男子ダブルス】
▼準決勝
本田 光/山崎諒羽(埼玉栄・埼玉) 2-0 飛田 修/渡邊拓斗(壮瞥・北海道)
末永逸貴/杉浦壮哉(猪苗代・福島) 2-0 後藤 空/目﨑駿太郎(東新潟・新潟)
▼決勝
末永/杉浦②〔21-16、21-8〕0本田/山崎
全国中学校大会の詳報や写真、全記録を掲載する『バドミントン・マガジン10月号』は9月22日(金)より発売予定。熱戦の軌跡を誌面でも、ぜひご覧ください!
文/バドミントン・マガジン編集部◎池上結惟