12月21日、BWF(世界バドミントン連盟)が発表する世界ランキングが更新された。2017年の総決算となるスーパーシリーズファイナルの結果が反映され、順位に変動があった。ここでは男女ダブルス、混合ダブルスを紹介しよう。
【男子ダブルス】
中国OP、香港OP、そしてSSファイナルと3連続優勝を飾っているインドネシアのギデオン/スカムルジョ(上写真・左)が、96987Pで首位を独走。2位のボー/モーゲンセン(デンマーク)に約14000P差をつけている。3位は李俊慧/劉雨辰、4位は張楠/劉成と中国2組が続いている。日本選手で最上位に位置する園田啓悟/嘉村健士(下写真・右)は、SSファイナルのベスト4のポイントを加算したが5位は変わらず。しかし、6位のデンマークペア(ピーターセン/コールディング)には、約7500Pの差をつけてリードを保っている。
日本選手では、今季大躍進を果たした井上拓斗/金子祐樹が10位をキープ。日本3番手の保木卓朗/小林優吾は、一つ順位を上げて18位、全日本総合優勝の遠藤大由/渡辺勇大は、一つ順位を上げて27位となっている。A代表のペアが上位をうかがう状況だ。
男子ダブルスの順位は こちら
【女子ダブルス】
SSファイナルでは予選リーグ敗退となった中国の陳清晨/賈一凡(上写真・左)だが、それでも昨年からの上積みで1位をキープ。2位・髙橋礼華/松友美佐紀(下写真・左)の順位も変わらなかったが、中国ペアとのポイント差は5019Pまで開いている。
SSファイナル準優勝の福島由紀/廣田彩花は、自己最高位の4位に浮上。3位のリターユール/ペデルセン(デンマーク)とは2748ポイント差と詰めてきている。SSファイナル優勝の米元小春/田中志穂は6位に留まっているが、5位の張藝娜/李紹希(韓国)とは1209P差としている。
福万尚子/與猶くるみは7位をキープしているほか、2018年A代表の松本麻佑/永原和可那は14位。以下、31位の新玉美郷/渡邉あかね、33位の篠谷菜留/星千智、52位の櫻本絢子/髙畑祐紀子、54位の志田千陽/松山奈未が続いている。
女子ダブルスの順位は こちら
【混合ダブルス】
SSファイナル優勝の中国の鄭思維/陳清晨(上写真・左)が、89577Pで独走している。2位以下は3位が魯愷/黄雅瓊(中国)、4位がアーマド/ナトシール(インドネシア)、そして5位が王懿律/黄東萍(中国)と続く。SSファイナル準優勝の好成績を残した鄧俊文/謝影雪(香港)は、二つ順位を上げて8位に浮上した。
日本勢は、数野の引退表明でペア解散が決定した数野/栗原文音が16位。総合王者の渡辺勇大/東野有紗は8月の世界選手権以降、中国OPしか出場しておらず順位は29位。そのほか、38位に保木卓朗/廣田彩花、40位に小林優吾/松友美佐紀(40位)と続いている。
混合ダブルスの順位は こちら
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO