12月21日、BWF(世界バドミントン連盟)が発表する世界ランキングが更新された。2017年の総決算となるスーパーシリーズファイナルの結果が反映され、順位に変動があった。ここでは男女シングルスを紹介しよう。
【男子シングルス】
SSファイナル優勝の11000Pを加えたビクター・アクセルセン(デンマーク)が、79580Pで首位をがっちりキープ。同じくSSファイナル決勝を争ったリー・チョンウェイ(マレーシア)も2位を守った。チョンウェイは10月末〜11月頭には8位まで落ちていたが、11月末の香港OP優勝のポイントを重ねるなどして、アクセルセンとは2656P差にまで詰めている。
また、今季好調だったスリカンス・キダムビ(インド)が、前回4位から3位に浮上。諶龍(中国)が3位から4位と、順位が入れ替わった。
日本勢では、坂井一将が一つ順位を上げて21位に。28位の常山幹太、29位の西本拳太、48位の桃田賢斗と、2018年のA代表らが少しずつ順位を上げている。
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【女子シングルス】
SSファイナルでは予選リーグ敗退となった戴資穎(台湾)だったが、89309Pで1位の座は譲らなかった。しかし、2位の山口茜は、SSファイナル優勝で高ポイントを獲得しており、戴資穎との差も5180Pまで縮めてきた。また、山口とSSファイナル決勝を戦った3位のプサルラ・V.シンドゥ(インド)とのポイント差も、4943Pとしている。
そのほか、4位にはキャロリーナ・マリーン(スペイン)、5位にはラチャノック・インタノン(タイ)、6位には成池鉉(韓国)が続いている。SSファイナルを欠場した奥原希望は7位と大きな変動はなかった。
日本選手では、SSファイナルに出場した佐藤冴香(写真)が、3ランクアップの12位に浮上。トップ20には14位に大堀彩、18位に川上紗恵奈の2選手が入っている。
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO