【SSF】山口茜がファイナル初制覇! SS年間王者に輝く!<シングルス>

12月16日に開催されたスーパーシリーズファイナル(UAE・ドバイ)最終日は、各種目の決勝戦が行なわれた。ここではシングルスの結果をお伝えしよう。

 【女子シングルス】

SSファイナル

予選リーグを2勝1敗、準決勝ではラチャノック・インタノン(タイ)を下して決勝に勝ち上がった山口茜。決勝は、今年の世界選手権銀メダリストのプサルラ・V.シンドゥ(インド)と対戦した。

第1ゲームを先制したのはシンドゥだった。前半は山口が8−5としたが、ここからシンドゥが8連続得点。そのままリードを保って21-15とし、山口にプレッシャーをかける。

しかし、第2ゲームは序盤に先行したシンドゥを今度は山口が5連続ポイントでとらえると、点差を広げて21−12で奪い返した。

SS年間世界一が決定する最終ゲームは、互いに1点を奪い合うシーソーゲームに。スコアはなかなか離れず13-13、15−15、17-17と接戦になったが、先にマッチポイントを握ったのは山口。20-19であと1点にすると、そのまま一気に押し切ってV達成! 94分の激闘を制した山口がSSファイナル初優勝、そして日本人選手としては2015年の奥原希望以来、2年ぶりの頂点到達となった。

SSファイナル

▼決勝

山口茜②〔15−21、21−12、21−19〕1●プサルラ・V.シンドゥ(インド)94分

SSファイナル

 【男子シングルス】

SSファイナル

SSファイナル最後の試合となった男子シングルス決勝は、8月の世界選手権で金メダルを獲得したビクター・アクセルセン(デンマーク)と、今季は全英OP、香港OPで優勝を飾っているリー・チョンウェイ(マレーシア)が対戦した。

試合は第1ゲームから点の奪い合いに。とくに10オール以降はスコアが目まぐるしく変わる展開となり、その接戦をチョンウェイ21-19でモノにした。

SSファイナル

第2ゲームもお互いに鋭い攻撃を連発。主導権をつかみにいくなか、19-14でリードしたのがアクセルセン。攻め急ぐアクセルセンのミスも重なって一時は19オールとなったが、なんとかチョンウェイの追走を振り切り、勝敗の行方はファイナルゲームへ。

優勝が決まる最終ゲームも互いに譲らぬ好ラリーとなったが、先に抜け出したのは世界選手権王者のアクセルセンだった。11-5でチョンウェイに6点差をつけると、このリードを保ちながら試合を進めて20-15。最後は長いラリーを制したアクセルセンが勝利し、2年連続でSSファイナルチャンピオンに輝いた。

▼決勝

ビクター・アクセルセン(デンマーク)②〔19−21、21−19、21−15〕1●リー・チョンウェイ(マレーシア)84分

SSファイナル

【訂正とお詫び】

男子シングルスの勝者と敗者の名前を逆に紹介しておりました。正しくはビクター・アクセルセン(デンマーク)が勝者、リー・チョンウェイ(マレーシア)が敗者となります。お詫びして訂正いたします。

 

文/バドミントン・マガジン編集部

写真/BADMINTONPHOTO

投稿日:2017/12/18
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