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【全日本総合】「最後までねばり強く勝ちきれた」(武下)<決勝コメント-3>

12月3日に開催された第71回全日本総合選手権(東京・駒沢オリンピック公園総合運動場体育館)最終日は、各種目決勝戦が行なわれた。ここでは、男子シングルスの選手コメントを紹介しよう。

【男子シングルス】

優勝!

武下利一

(トナミ運輸)

結果:トナミ運輸の後輩・西本拳太に21‐15、21‐18で勝利。前回王者を倒して初優勝を達成

武下「準決勝までも、しっかりラリーして長い戦いをしようと思ってコートに入って、それがいい形になってきていたので、今日も昨日までと同様、長いラリーをしようと心がけてプレーしました。終盤追いつかれそうになったところが苦しかったのですが、最後までしっかりねばり強くできて、勝ちきれたことはすごくよかったと思います。チームメートの園田(啓悟)、嘉村(健士)も含めて同年代はもっと以前から世界の舞台で活躍していて、少しでも追いつきたいという気持ちでこれまでやってきました。今回、優勝できたことで多少は近づけたのかなと。世界ランキングは他の選手に比べて低いので、まずはスーパーシリーズなどで戦えるようなランキングになるためにも、どういう大会に出ても今回のように結果を出せるようになっていきたいと思います」

 

準優勝!

西本拳太

(トナミ運輸)

西本「うまく後ろや高さを使えず、小さいプレーになってしまいました。攻めることしか考えていなかったので、視野の狭いバドミントンをしてしまったと思います。見えないプレッシャーを感じていたのか自分でもわからないのですが、ロブの精度を試合中に修正できなかったのが一番の敗因。相手のヘアピンがよかったので、そのぶん自分はしっかりコースを突いて上げないと厳しい部分があったんですが、そこでうまくコースを突く自信が自分にはまだまだ足りなかったです。
(昨年から成長したところを聞かれ)、少しずつ安定して勝てるようになってきたかなと。今後は向かってくる相手や、調子のいい選手に対して、自分がどんな状況であっても少しずつ追い詰めて、ファイナルのギリギリでも勝ちきれる試合ができるようにしていきたいです」

 

取材・構成/田辺由紀子、バドミントン・マガジン編集部
写真/井出秀人

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