11月30日に開催された第71回全日本総合選手権(東京・駒沢オリンピック公園総合運動場体育館)3日目は、各種目2回戦が行なわれた。ここでは、注目選手・ペアのコメントを紹介しよう。
【女子シングルス】
(ヨネックス)
結果:2回戦は下田菜都美(広島ガス)に2-1で勝利
佐藤「1ゲーム目に思った以上に動けたので、そのぶん2ゲーム目に力が入ってしまいました。相手がうまく間をとったので、流れに乗れない部分もありました。ファイナルで18-19になったときは、正直『やばいな』と(苦笑)。ただ、そこまで、19点目を取られたネットのミスなど、消極的なプレーをしていたので、後悔しないように積極的に行きました。A代表として、2回戦で負けられない意地もありましたし、チェンジエンズした最後のコートからは、客席にいるナショナルスタッフの表情が見えたんです(笑)。
明日は対B代表(編集部注:川上紗恵奈)。今日は追い込まれる試合をしたので、そうならないようにしたいです」
(トナミ運輸)
結果:2回戦はインカレ優勝の中西貴映(早稲田大)に2-0で勝利
大堀「絶対に負けられない試合だったので、今日は準備段階から念入りにやって、自分のできることをするだけでした。試合については、途中、相手に何本か(連続で)取られる場面がありましたが、そのままいくといつも通りになってしまうので、『絶対止めないと』という気持ちでプレーをしました。今日は最後まで集中力を持てたと思いますし、相手の強打にも対応できたと思います。
毎年、準々決勝が大きな壁になっているので、明日はチャレンジすることを絶対に忘れずに、100パーセントの準備をして臨みたいです」
(再春館製薬所)
結果:2回戦は髙橋沙也加(日本ユニシス)に2-0で勝利
峰「第1ゲーム序盤は球のコントロールがきかなかったんですが、途中からはまってくれました。相手は同学年で、高校のときに一度勝ったくらい。社会人になってからは勝てず、いやなイメージはありました。ショットがきついので、ねばって相手のミスを待つしかないところで、向こうが私のねばりをいやがってくれました。
昨日、同じチームの今井(莉子)と小野(菜保)が福万/與猶ペアにいい試合をしたので、私も盛り上げていきたかった。去年は1回戦負けで、ベスト8は3年ぶり。 先を見るとダメなほうなので、一戦一戦やっていきます」
取材・構成/楊順行、バドミントン・マガジン編集部
写真/川口洋邦、幡原裕治