11月17日に開幕した『日本リーグ2017勝山大会』。来年のS/Jリーグ2018-19のレギュレーション変更により、S/Jリーグは男女各10チームで行なわれることが決定した。これにより、今年の日本リーグは上位2チームが自動昇格となるため、例年以上に白熱した戦いが各コートで繰り広げられた。ここでは、大会2日目(18日)を中心に女子ダイジェストを紹介しよう。
【女子ダイジェスト】
初日2連勝を飾ったのは、岐阜トリッキーパンダース、広島ガス、日立化成の3チーム。岐阜トリパンと広島ガスはS/Jリーグ復帰、また日立化成は念願のトップリーグ昇格に向けて好発進を決めた。
1日で3試合が行なわれる大会2日目。第1試合は岐阜トリパン、日立化成が3勝目を手にしたが、ここで広島ガスが今年日本リーグ昇格を果たしたPLENTY GLOBAL LINXに1−2で苦杯を喫してしまう。広島ガスは第2試合こそ白星を手にしたが、終盤の上位争いを前に苦しい状況となった。
そして、4連勝の日立化成と広島ガスが第3試合で対戦。第1ダブルスは日立化成の本田恵利奈/清水望が2−0のストレートで勝利。しかし、続くシングルスは広島ガスの下田菜都美が、日立化成の野尻野匡世を2−0で抑え、勝敗の行方は第2ダブルスへ。すると、負ければS/Jリーグが遠のく広島ガスの第2ダブルス・平井亜紀/亀田楓が、日立化成の篠田未来/石橋麻美子に2−0で勝利! 白星を手にした広島ガスが日立化成と並んで4勝1敗とし、V争い、そしてS/Jリーグ昇格に向けて踏みとどまった。
もう一つの全勝チームである岐阜トリパンは、第3試合で東海興業と対戦。第1ダブルスの松田蒼/荒木茜羽が2−0で勝利すると、シングルスの山本紗椰も2−0で快勝し、チームの5勝目をしっかりつかんだ。岐阜トリパンは3日目、日立化成、広島ガスとの上位対決に臨む。
岐阜トリパン・渡邉オーナー
「S/Jリーグとはまた違うキツさがあるなと感じます。短期間ですし、相手も勢いをつけて向かってきますからね。でも、その中で今回はシングルスがしっかり勝ってくれている。ここまでは順調といえます。明日は(第1試合の)日立さんに勝てば優勝に近づくので、しっかり勝ちたいです」
◆女子リーグ勝敗
岐阜トリパン:5勝0敗
日立化成:4勝1敗
広島ガス:4勝1敗
PLENTY GLOBAL LINX:3勝2敗
Cheerful鳥取:1勝4敗
東海興業:1勝4敗
三菱電機:1勝4敗
JR北海道:1勝4敗
取材・文/バドミントン・マガジン編集部 写真/江見洋子