11月9日、BWF(世界バドミントン連盟)が発表する世界ランキングが更新された。スーパーシリーズなど世界ランキングの高ポイントが獲得できる大会が開催されなかったため、上位陣に大きな順位変動はなし。ここでは男女ダブルス、混合ダブルスの動向を中心にお伝えしよう。
【男子ダブルス】
男子ダブルスのトップ10は前回と変わらず。1位はギデオン(写真手前)/スカムルジョ(インドネシア)、2位がデンマークのベテラン・ボー/モーゲンセン、そして3位は日本のエースである園田啓悟/嘉村健士がキープしている。
前回、ペア最高位の13位だった井上拓斗/金子祐樹は、一つ順位を下げて14位に。日本勢3番手の保木卓朗/小林優吾は一つ順位を上げて19位となった。
男子ダブルスの順位は こちら
【女子ダブルス】
前回のランキング更新で1位を明け渡した髙橋礼華(写真左)/松友美佐紀だったが、わずか1週で定位置だった首位に返り咲いた。そして、前回1位に躍り出た中国の若手エース陳清晨/賈一凡は2つランクを下げて3位に後退。2位には張藝娜/李紹希(韓国)が入った。
上位ペアのポイントを見ると、髙橋/松友=82,563P、張藝娜/李紹希=82,549Pと、わずか14ポイント差。3位に後退した陳清晨/賈一凡=82,452、4位のリターユール/ペデルセン(デンマーク)=82,138と、425ポイント差の中に4ペアがひしめいている。
そのほかの上位日本勢の順位に大きな変動はなく、5位に福島由紀/廣田彩花、6位に米元小春/田中志穂が続き、9位には福万尚子/與猶くるみが入っている。また、大きく順位を上げたのは、ビットブルガーOP(GPG)で準優勝を飾った荒木茜羽/松田蒼。26ランクアップの62位と大躍進を果たしている。
女子ダブルスは こちら
【混合ダブルス】
上位陣に大きな入れ替わりはなく、鄭思維/陳清晨(中国)が90,587Pで1位をキープ。2位が80,475Pの魯愷/黄雅瓊(中国)、3位が80,390Pのアーマド/ナトシール(インドネシア)と、SSなどの上位常連ペアがその位置を譲らない。4位にはジョルダン/スサント、5位は張楠/李茵暉(中国)が続いているが、3位からは約10,000Pの差をつけられている。
日本勢は、15位の数野健太/栗原文音、20位の渡辺勇大/東野有紗の順位は変わらず。100位以内には46位の小林優吾/松友美佐紀、61位の保木卓朗/廣田彩花、83位の高階知也/江藤理恵(83位)、92位の権藤公平/永原和可那が入っている。
混合ダブルスは こちら
文/バドミントン・マガジン編集部 写真/BADMINTONPHOTO