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【世界ジュニア】「金メダルは、すごく重みを感じる」(久保田)<帰国コメント>

日本は団体戦で銅メダルを獲得。個人戦では二つのメダルを手にした
日本は団体戦で銅メダルを獲得。個人戦では二つのメダルを手にした

 

10月9日から22日にかけて開催された世界ジュニア(インドネシア・ジョグジャカルタ)に出場した日本選手団が、23日の夕方に帰国した。団体戦では、日本は5年連続となる銅メダルを獲得。個人戦では、男子ダブルスの金子真大/久保田友之祐が優勝を果たし、日本選手では同種目初の快挙を成し遂げた。また、男子シングルスでは、16歳の奈良岡功大が銅メダルを手にするなど、収穫の大きな大会となった。

ここでは、個人戦で好成績を収めたメダリストたちの帰国コメントを紹介しよう。

 

★男子ダブルス優勝
金子真大(右)&久保田友之祐〔ふたば未来学園高3年〕

金子「一年間、この大会で優勝するために頑張ってきたので、本当に優勝できてうれしいです。一番の山場は、韓国ペアとの準決勝。レシーブのうまい相手でしたが、試合前にビデオを観て対策を練ってプレーできたことがよかったですし、チャレンジャーの気持ちでできたことが勝ちにつながったと思います。そこを乗り越えられたことで自信がついて、決勝もいい流れでプレーすることができました。次の目標は全日本総合で結果を残すことです。でも、今年はそのほかにシニアの国際大会にも参加させていただけるので、一つひとつの大会をガムシャラに頑張って経験を積んでいきたいです」

 

久保田「世界ジュニアはジュニアの国際大会のなかで一番大きな大会。そこで優勝という最高の形で終れたことは、一生に残るものだなと思います。金メダルは、すごく重みを感じます。自分たちは攻撃的なプレースタイルで、そこが一番の強み。決勝はファイナル勝負になりましたが、自信を持って自分たちのプレーをやれば勝てると思っていたので、それを最後までできたのが勝因かなと思います。今後は一試合一試合を全力で戦って、自分の自信になっていくようなプレーをしていきたい。夢はオリンピックでメダルを取ることです」

 

★男子シングルス3位
奈良岡功大〔浪岡高1年〕

「(昨年はベスト16で、今年は銅メダルという結果について)去年よりいい成績を残せたうれしさもありますが、優勝できるチャンスはあったと思うので、悔しい気持ちのほうが大きいです。準決勝の敗因は、自分のミスがきっかけで、ミスが続いてしまった部分。世界ジュニアは試合数が多くて、フィジカル面の疲れが出たのかなと思います。ここを勝って、決勝は団体戦で負けたタイの選手にリベンジしたかった。来年は絶対にリベンジして優勝したいです。一番の課題はフィジカルを強くすることなので、今後さらに練習を頑張っていきたいと思います」

 

◆日本選手団
【選手】
男子:大林拓真(埼玉栄③)嶺岸洸(聖ウルスラ学院英智③)金子真大、久保田友之祐、山田尚輝、筑後恵太(ふたば未来学園③)中山裕貴、緑川大輝(埼玉栄②)奈良岡功大(浪岡①)
女子:髙橋明日香、由良なぎさ(ふたば未来学園③)林樂(埼玉栄③)岩永鈴、水津優衣(柳井商工③)山口萌(日本ウェルネス③)鈴木ゆうき(聖ウルスラ学院英智③)水井ひらり(ふたば未来学園②)齋藤夏(埼玉栄②)
【団 長】田部井秀郎(日本協会ジュニア強化本部長)

【総監督】長谷川博幸(ジュニア強化部ヘッドコーチ)

【男子監督】友金幸雄(ジュニア強化部員)

【女子監督】 明神憲一(ジュニア強化部員)

【男子コーチ】山口公洋(ジュニア強化部員)

【女子コーチ】井田貴子 (ジュニア強化部員)

【トレーナー】大石浩之(JOC専任トレーナー)

取材・文/バドミントン・マガジン編集部

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